Park_Yeol_and_Fumiko_Kaneko国会はまだまだ森友騒動が続く。違法行為の証拠もないのに国有地の払い下げに首相が関与しているかのような印象操作が続けられ、学校法人への寄付まで問題にされ、絵になる話題が先行する劇場型政治だ。

こういう傾向は、今に始まったことではない。1926年に起こった朴烈怪写真事件は、大逆罪(天皇暗殺未遂)で逮捕された朝鮮人のアナーキスト朴烈が、東京地裁の取調室で愛人とともに撮影した写真が流出した事件だが、政友会は若槻内閣の「監督責任」を追及した。

これは政権と無関係なので、若槻首相は最初は軽視していたが、扇情的な写真が新聞・雑誌に掲載されると、政治家も普通選挙を前にして政策より大衆受けするスキャンダルに関心をもち、おりからの金融恐慌とあいまって若槻内閣は総辞職した。これが政党政治が行き詰まるきっかけだった。

写真を裁判所から持ち出したのは、北一輝だといわれる。この事件で天皇というシンボルの大衆動員力を知った彼は「天皇による革命」をくわだて、その後もテロで政権をゆさぶった。そして最大の「劇場」は、1931年に始まった満州事変だった。

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