スーパーセンスーーヒトは生まれつき超科学的な心を持っている
豊洲問題はあきれるのを通り越して笑い話になってきたが、敵をつくって不安をあおる小池知事のレトリックは、ヒトラーからトランプまでおなじみだ。それはポピュリズムの手法としてはありふれているが、文化を超えて効果を示すことは遺伝的な感情に原因があると考えられる。

これは進化心理学で、スーパーセンスと呼ばれる。災害などの不可解な出来事の背後に超自然的な「本質」を見出し、災害を「天罰」と考えるのだ。これがシステム化されたのが一神教で、すべての現象の本質が神にあるので、災難は「神罰」となる。

「小池劇場」も敵か味方かという区別から入り、災難の原因はすべて敵(石原氏)にあるという本質主義を民衆に刷り込む。敵のやることはすべて悪いので、細かい手続き論で昔の話を蒸し返す。それが豊洲の安全性と無関係でもかまわない。目的は敵を滅ぼすことだからである。

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