佐藤主水氏がFTPLの解説をしている。彼の表現では「公債残高(名目額)/今期の物価水準=Σ将来に渡る基礎的財政収支(実質ベース)の現在割引価値」だから、物価水準は次のように決まる:

 今期の物価水準=公債残高/プライマリー黒字の割引現在価値

これは私の式と同じだが、公債残高(正確には名目政府債務)は約1100兆円で、中期財政計画ではプライマリー・バランス(右辺の分母)は2020年でも赤字だから、右辺はマイナスだ。したがって現状は明らかに「非リカーディアン不均衡」なので、横断性条件(ネズミ講の非存在)を仮定すると、いずれインフレで「正常化」して非リカーディアン均衡になる。そのとき物価は何倍になるだろうか?

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