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民進党の執行部は、蓮舫氏の問題を放置して明日の代表選に突入するつもりのようだが、自民党が大喜びするだろう。台湾政府は彼女の国籍喪失申請をまだ許可していない。もし彼女が違法状態のまま代表に選出された後、台湾政府が「申請が遅すぎる」といって喪失を認めなかったら、彼女は日本国籍を失う。

菅官房長官も「国籍を選択しない場合は日本の国籍を失うことがある」とコメントしている。日本国籍を失ったら、代表どころか国会議員の資格も失う。そんなリスクを背負った彼女を代表選で選出したら、民進党は自民党のバッシングを受けて臨時国会は大混乱になり、それでも彼女が粘ったら検察が起訴し、経歴詐称が確定したら議員資格を失う。結果は同じだ。

ところが代表選の討論ではこういう問題を避け、北朝鮮が暴発するおそれが強まっているのに、「安全保障」を論じないで「憲法」ばかり論じている。彼らにはよくも悪くも、「国家」という意識がないのだ。それが民主党政権の迷走した最大の原因だった。

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