Blockchain Revolution: How the Technology Behind Bitcoin Is Changing Money, Business, and the World
きのうビットコイン・セミナーで大石哲之さんと意見が一致したのは、「今のブロックチェーンは1993年ごろのインターネットに似ている」という話だ。当時、彼はSFCの学生で、私はサラリーマンをやめて94年にSFCの大学院に入った。学生にはインターネットのログイン名が与えられたが、コマンドをごちゃごちゃタイプしないと動かず、ほとんど使えなかった。

そこにNCSA Mosaicのサーバができ、学生は驚いた。ウィンドウ環境で、快適に操作できたからだ。最初に立ち上がったころは「日本のWWWサイト」というページがあり、20ぐらいしかなかったが、1994年にインターネットのユーザーは、全世界で3000万倍になった。最初はUNIXだったが、そのうち自宅のPCからもダイヤルアップで使えるようになり、みんなが1日中モザイクを使うようになった。

今のブロックチェーンは、その前夜に似ている。技術的にはインターネット以来のイノベーションで、インフラはかなり普及しているが、モザイクのようなキラー・アプリがない。逆にいうと、今そういうアプリをつくれば爆発的にヒットし、マーク・アンドリーセンのように歴史に名を残せるチャンスがある。本書は、その可能性がきわめて広いことをいろいろな例で示している。

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