5月の「朝まで生テレビ」の中の私の発言が、なぜか今ごろYouTubeで出回っている。この日のテーマは「トランプ現象」で、彼のようなポピュリストが世界の安全保障の脅威になるという話だったのだが、日本のマスコミはそういう地政学的な問題に無関心で、沖縄の殺人事件のような社会ネタに大騒ぎする。

しかも沖縄県議会が、この事件を理由に「海兵隊は沖縄から出て行け」という決議をすると、大手メディアまで、まるでそれが正義であるかのように報道する。このような平和ボケのマスコミが、日本の直面している安全保障のリスクについての客観的な議論を阻害しているのだ。青木理氏は沖縄を擁護していたが、彼に賛同する人はいなかった。

こういう日本のマスコミや野党の一国平和主義は、一種の病気である。孫崎享氏に代表される「憲法第9条を守っていれば他国は攻めてこない」という盲目的な信仰は、論理によって説得できない。必要なのは説得ではなく、こういう病気を治療することである。

議論の続きはオフレコ政経ゼミで。