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福島第一原発事故の当時、原子力安全委員長として菅首相のアドバイザーをつとめた班目春樹氏が、なぜか個人ホームページに、当時の事故の様子をマンガで描いている。

シンポジウムで同席したことがあるが、よくも悪くも正直な人で、「電源喪失のリスクはわかっていたが無視した」などと大胆な発言をして驚いた。このマンガも、当時の菅首相のパニックぶりを描き、「◇◇の一つ覚え」などと嘲笑している。

当時の最高責任者が、あの深刻な事故をマンガで描く神経はいかがなものかと思うが、政権の内幕についての貴重な情報ではあるので、ハイライトの部分を紹介しよう(クリックするともとのマンガが見える)。

1
彼は首相に「水素爆発はしない」と当初は説明した。原子炉の中には酸素はないので、核燃料が溶けて水素が出ても爆発はしないと考えたのだが、ベントで外気に出ると空気があるので水素爆発が起こり、建屋が崩壊した。これが最初の誤算だった。

2
これが最大の争点だった海水注入の場面。再臨界とは無関係なので、彼は一般論として「(東海村のような)再臨界の可能性はゼロではない」と答えたが、菅首相は「海水を注入したら再臨界=核爆発する」と誤解し、海水注入をやめさせようとした。

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