維新の内紛は、松野頼久氏の「維新の党」が解党し、橋下徹氏の「おおさか維新の会」が存続することで決着するようだが、前から気になっているのはこの「維新」という党名だ。

小島毅氏によれば、その最古の出典は『詩経』の「周雖旧邦、其命維新」(周は古い国だが天命を新たに受けた)という言葉で、単に同じ王朝の中で王が代替わりするという意味だった。これが日本では水戸学で誤解され、藤田東湖が尊王思想のスローガンとして使い始め、吉田松陰がその影響を受けてテロリズムを提唱した。

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