300px-Tokyo_Sky_Tree_2012JBpressに書いたMVNOの話を補足しておこう。世界的にみると、MVNOが成功した例は少ない。ボトルネックになる電波をキャリアに握られているからだ。

これは固定通信網でDSLが挫折したのと同じで、NTTなどの既存キャリアが加入者線(last one mile)をもっている限り対等な競争はできない。規制当局は電波の「オープン化」を進めようとするが、スマホが増えて帯域は満杯になっている。

公正競争を実現するには、UHF帯をスカイツリーのように整理して電波を開放すればいいのだが、民放連が死守している。「チャンネルがあくと大資本が入ってくる」と恐れているからだが、今どき滅びゆく地上波ビジネスに参入する企業はない。

世界的にみても、オークションで開放されたUHF帯は、すべてスマホの帯域だ。しかし民放連の政治力は強いため、自民党は彼らの既得権を守り、電波部はそれに絶対服従だ。民主党政権が電波法改正でオークションを可能にしたが、自民党政権は封印してしまった。

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