けさからツイッターで話題になっているが、バーナンキは議会の質疑でこう答えたようだ:
So he said "there is not a high probability that deflation will become a concern." Contrasting the U.S. to Japan, he said the latter has lower productivity growth, a contracting labor force and bank problems. He maintained the U.S. banking system, on the other hand, is "strengthening."ここで彼は日本がデフレに陥った原因を、次の三つだとしている:
- 低い生産性上昇率
- 労働人口の縮小
- 銀行の不良債権
ドマクロでも,基本ミクロでも,現代的なモデルでも負の生産性ショック(生産性の定常水準の低下)はインフレ要因なんですがねぇ・・・という。どっちが正しいのだろうか。
いうまでもなくバーナンキである。岩本康志氏も解説するように、生産性上昇率が下がると潜在成長率が下がり、自然利子率が下がるからだ。ニューケインジアン理論では、
GDPギャップ=α(自然利子率-金利)+需要ショック
で決まり(αは定数)、物価上昇率はGDPギャップの増加関数である(飯田氏のような話は、どんな教科書にも出てこない)。日本の自然利子率はマイナスなので、ゼロ金利でも(需要ショックを別にすると)右辺はマイナスになり、GDPギャップもマイナスになってデフレが生じる。
国際マクロで考えると、Balassa-Samuelson効果によって生産性上昇率の低いサービス業でデフレ(厳密には相対価格の低下)が起こる。さらに国際金融市場でも実質金利の均等化が起きているので、生産性上昇率の低い日本では名目金利が低くなり、
物価上昇率=日本の名目金利-世界の平均実質金利
という式で、日本のデフレはかなり説明できる。つまりデフレの大きな原因は世界と日本の生産性上昇率の差なのだ。特に新興国との競争で製造業に賃金低下圧力がかかる一方、サービス業の生産性上昇率が低い(部門によってはマイナス)ために収益が上がらないことが大きな問題だ。バーナンキもいうように、生産性を高めないかぎり、日銀の力だけではデフレを脱却できないのである。
追記:コメント欄にも書いたが、バーナンキは正確には"Japanese economy's lower productivity, declining labor force, its potential growth rate is lower than the U. S...."と答えていて、潜在成長率が低いことを原因にあげている。
GDPギャップ=α(自然利子率-金利)+需要ショック
で決まり(αは定数)、物価上昇率はGDPギャップの増加関数である(飯田氏のような話は、どんな教科書にも出てこない)。日本の自然利子率はマイナスなので、ゼロ金利でも(需要ショックを別にすると)右辺はマイナスになり、GDPギャップもマイナスになってデフレが生じる。
国際マクロで考えると、Balassa-Samuelson効果によって生産性上昇率の低いサービス業でデフレ(厳密には相対価格の低下)が起こる。さらに国際金融市場でも実質金利の均等化が起きているので、生産性上昇率の低い日本では名目金利が低くなり、
物価上昇率=日本の名目金利-世界の平均実質金利
という式で、日本のデフレはかなり説明できる。つまりデフレの大きな原因は世界と日本の生産性上昇率の差なのだ。特に新興国との競争で製造業に賃金低下圧力がかかる一方、サービス業の生産性上昇率が低い(部門によってはマイナス)ために収益が上がらないことが大きな問題だ。バーナンキもいうように、生産性を高めないかぎり、日銀の力だけではデフレを脱却できないのである。
追記:コメント欄にも書いたが、バーナンキは正確には"Japanese economy's lower productivity, declining labor force, its potential growth rate is lower than the U. S...."と答えていて、潜在成長率が低いことを原因にあげている。




池田信夫『もし小泉進次郎がフリードマンの「資本主義と自由」を読んだら』
田原総一朗『生存への契約 誰がエネルギーを制するか』
池田信夫『イノベーションとは何か』
田原総一朗『日本の官僚 文部省・建設省・厚生省・郵政省編』
西和彦『ベンチャーの父 大川功』
3・11後 日本経済はこうなる!
古典で読み解く現代経済
日本経済「余命3年」:財政危機をどう乗り越えるか
新・電波利権
宗教を生みだす本能
福田恆存 思想の〈かたち〉
中国化する日本
Thinking, Fast and Slow
Debt: The First 5,000 Years
Atomic Awakening
Power to Save the World
ジョーンズ マクロ経済学
放射能と理性
気候変動とエネルギー問題
ゲーム理論による社会科学の統合
エネルギー論争の盲点
Rational Choice
丸山眞男――理念への信
デカルトの誤り
Energy Myths and Realities
Civilization: The West and the Rest
The Enlightened Economy
Violence and Social Orders
コメント一覧
バーナンキ氏は成長率と言っていて、
> the latter has lower productivity growth
飯田泰之氏は、日経の訳を見た(?)のか、
> 負の生産性ショック(生産性の定常水準の低下)
と勘違いしたので、モデル内で動かすパラメーターが異なる議論になっていますね。
生産性の成長率が下がれば自然利子率は下がるし、生産性そのものが下がれば生産不足でインフレ要因になるでしょうから、学術的な話は何も無い問題のようです。
新進気鋭の学者先生方が議論の一端を見せてくれることは有意義だ。
けれども、*マークが付いているとおり、上の文章を理解するには中級マクロ(とその基礎としてのミクロ)を知っている必要があり、twitterやBlogで経済討論をやってる人の2/3はまず完全に理解できない。
かくして、「日銀がカネ刷ればいいんじゃないの?」という素人でも何となくわかった気になる主張が幅を利かせることになる。
飯田氏を弁護すると、
>飯田氏のような話は、どんな教科書にも出てこない
というのも事実ではなくて、10年ぐらい前の教科書では
「長期には、垂直の総供給曲線と右下がりの総需要曲線の交点で、物価水準Pと産出量Yが決まる」
と教えていた。(総供給曲線が左にシフトするとPは上昇)
ただし、現代的なモデル(DSGE)にまで話を拡張すると、池田氏や岩本氏のような説明が正しく、「現代的なモデルでも」と飯田氏が筆を滑らせたのが間違い。
しいて飯田氏の話の辻褄を合わせると、「負の生産性ショック」という言葉で「供給の低下」といいたかったんでしょう。しかし両者はまったく違う概念。彼が自分で「定常水準の低下」と書いているように、生産性は長期の概念で、ドマクロには入ってこない。
そもそも「供給が低下してインフレが起こる」などという話も、どこの教科書にも書いてない。そんなことが起こるのは、旧共産圏のように日常的に供給が不足する場合だけ。こんないい加減な自称マクロ経済学で、政治家をミスリードするのはやめてほしいものですね。
> こんないい加減な自称マクロ経済学で、
単なる読み間違えでしょう。低い生産性成長率を、生産性の低下と読み違えれば、同じモデルで違う結論になるようですし。
さて、バーナンキの指摘した、日本は低い生産性の成長率は本当なのでしょうか?
以下のPDFの2枚目右側の図では、日本も米国も労働生産性上昇率はほとんど変わらないように思えます。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/05/dl/s0514-2b_0006.pdf
深尾先生の分析だと日本はTFPも上昇しています。
http://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/08041801.pdf
21世紀になってから日本の生産性が向上しているのであれば、バーナンキ発言の前提が怪しくなるのかも知れません。
労働生産性については延々と論争があり、これは計測誤差も大きいので決着はついていません。ただ製造業については、日本の労働生産性はOECDの平均以上で伸び率も高い、というのがコンセンサスでしょう。
問題はサービス業で、絶対的な水準は必ずしも低くないが、生産性上昇率は低い(最近はマイナス)。OECDなどもいうように、日本経済の問題はほとんどサービス業(いわゆる内需型産業)の問題なので、一部門モデルで見てもわからない。これはHayashi-Prescottの系列のモデルに指摘される問題点です。
コメントの返信、ありがとうございます。
村上尚己氏が、このバーナンキ発言自体の存在を疑っていますね。
http://twitter.com/Murakami_Naoki/status/19388890721
今、議事録の確認をされているみたいですが、存在しない発言のようで、その文面を勘違いしたツブヤキを議論しても建設的ではない感じです。
池田先生、教えてください。
生産性が上がりすぎると物が市場にあふれますよね。
同じような商品が市場にあふれだすと需給の関係でその商品の価格は下落すると思います。
今のデフレは単純にそれが原因だと思うのですが、なぜ生産性を上げることがデフレ脱却につながるのでしょうか?
生産性という言葉を製品の競争力という意味で使っていらっしゃるのでしょうか?
ども。
リフレ派の人の中には「生産性が上昇するとデフレが進む」と考えている人がいるようで私と生産性の捉え方が違うなーと、いつも思います。
想像するに、リフレ派の人は生産性上昇を
A:今までは1時間に1個生産していた→新しく1時間に2個生産できるようになった→安くなるよ
と捉えているのでしょうが、実際は
B:今までは1時間に1個(100円)生産していた→新製品は1時間に1個(200円)だ→しかも、それが売れる
というのが生産性上昇ではないでしょうか。何十年前の日本ではないのですから、付加価値上昇≒生産性上昇かと。
/
ちなみに「労働人口の縮小」は約8000万人いるうちの毎年80万人ほど労働人口が減ってるとして、大雑把に1%のGDP押し下げ要因と見てよいのでしょうか。
.
以上、素人の意見ながら。
生産性が下がって競争力がなくなればすぐに輸入品が入ってくるから、インフレにはならないでしょう。
飯田氏は「日本は規制だらけで社会主義国(あるいは未だに鎖国中)も同然だ」と皮肉を言っているのでは?
と皮肉を書こうとしたら池田先生に先を越されてしまいました。>旧共産圏の国じゃあるまいし・・・のくだり。
海外での競争や輸入品との競争で生産性を上げる必要に常に迫られている製造業にたいし、いかにして国内のサービス業に生産性を上げるインセンティブを与えるか?
それが議論されるべきなのに一向にリフレ論を巡る無限ループの罠にはまって先に進めませんね。
これも日本の閉塞感の原因のひとつになってませんかね。
ところでヘリコプタードロップの話はどうなったのでしょうか?
バーナンキには少なくても「あれはジョークだった」と認めて欲しいです。
最近リフレ派の人々がテレビでタレント化してますよね。
大丈夫かな?
まず社会的影響力を手に入れてからリフレ論を世の中に広めようとする戦術ではないですか?
私は経済の勉強をしたことが無いのであまり詳しくありません。はっきり言ってこのエントリーの内容もよく分かりません。でも理解できる範囲で常識的に考えればデフレを解決するには潜在成長率を上げるしかないとしか思えません。
リフレ政策の問題点についてはこちらのブログの説明が優れていると思いました。
よそ行きの妄想「マーケットから見た「リフレ派」の誤謬」
http://d.hatena.ne.jp/chnpk/20091110/1257778911
デフレ問題の理解については経済学以前に国語力の問題があるのではないでしょうか。
いろんなブログなどで見ていると「リフレ派」と呼ばれる人たちは論理的に破綻するとすぐ感情的になって人格攻撃に走る傾向があると感じます。上のブログでもその傾向が顕著です。多くの常識的な経済学者もバカを相手にしてプロレスのようになるのが嫌だからなるべく持ち出さないようにしているのではないでしょうか。その結果飯田氏や勝間氏などが幅を利かせるようになり、人気が出るように思います。しかし池田さんには正論を言い続けて欲しいものです。
「生産性が上がるとデフレになる」などということはありえない。同じ理由で「生産性が下がるとインフレになる」ということもありえない。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51387711.html
バーナンキの該当する発言は存在します(2:25~):
http://cs.pn/c2kZfU
よく聞くと、iMarketnewsの記事とは違って"low productivity"と"potential growth rate is low"といっています。
わたしのような者の意見で宜しければ聞いてください。
わたしは製造業の現場で働いているブルーワーカーですが、うちの場合は全て受注生産です。
だから受注分以上は生産しません。
ジャストインタイムで在庫を極力持たないようになってます。
この状態で生産性が上がればそれは企業の利益率上昇につながり、雇用の安定や賃金上昇余地が発生します。
それはデフレ要因ではないですよね?。
他の場合に適用出来るかわかりませんが、生産性の向上が必ずしも生産量の上昇に用いられるわけではなく、賃金上昇に繋がることもあります。
しかし労働人口が減り市場が縮小してしまえば長期的には価格はやはり下落せざる負えないですよね。
だからバーナンキは労働人口の問題にも言及したのでしょう。
なお、岩本先生が今回件を解説してくださっているのでご参考にしては如何でしょうか?
http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/33657643.html
日本のサービス業の生産性が低いと言う。
素人が考えるにその意味が良くわからない。
私はIT関係の仕事をしていますが一生懸命働いているのに生産性が低いとは何を言うの?と思ったりします。
つまり給与の高さの割に海外に対して競争力のあるコンテンツ産業、又はデザイン力やブランド力がある商品が少ないと言う事でしょうか?
しかし、サービス業は国内産業と言う声もあるようですし、サービス業の生産性を上げるとは何を意味しているか詳しい説明が欲しいところです。
規制緩和をして新しい産業を次々に生み出すサイクルを作る事がサービスの生産性向上の意味するところな気もするなあ。
未来さん
私も「生産性」がピンと来ない人種です。
私はサラリーマン医療従事者ですが、米国の医療と比較されて「生産性」が低いと言われると、医療の生産性って何かという問題と、それを高めるには具体的に何をすればよいのかという問題がどうも分からなくて困ります。池田先生のブログのどこかに、外科的な処置以外は資格要件をゆるくした人件費の低い職種にやらせればいいいのではという提言があったように記憶しているのですが、日本の場合、医療の土俵では解決できないケースが無分別に流れ込んできて医療従事者の時間を奪われるのが深刻な問題のような気がします。生活費がないから助けてくれと医療従事者に相談したところで100時間かけても何も生産できませんでしょう。
バーレルあたり140ドル台だった原油先物取引価格が、リーマンショックから半年もしないうちにバーレルあたり30ドル台になり、それから約1年後にバーレルあたり80ドル台にまで戻るといった大きな動きがあったわけじゃないですか。石油消費国の日本が、このような大きな世界市場の動きにフレキシブルに対応するのは容易なことではありません。経済学者のみなさんは、そういった問題を見落としているというか、あまり考えていないのではありませんか。
私が、池田さんや他の経済学者のみなさんにお伺いしたいのは、上のような原油価格の変動を金融操作で緩和することができるのかということです。そりゃ、イランは石油を円で売ってくれますよ。頼めば、ロシアも石油を円で売ってくれるでしょう。しかし、それと金融は関係ないと思うのです。むしろ、原油価格が高騰した場面で国家備蓄をただちに放出するような政府の在り方のほうが大事でしょう。麻生内閣は無策でしたが、福田内閣はそれなりにやりましたよ。今の菅内閣は、何も考えていないでしょう。資源エネルギー政策を軽視して通貨政策を重視する政府をまともな政府と言えるでしょうか?
こんばんは
デフレの解消手段に興味があります。
私もリフレ派の主張が部分的に正しそうに見えるので、教えていただけるとありがたいです。
本当にインフレが全くコントロールできず、必ずハイパーインフレになるのかどうかが、特に興味があります。
リフレ戦略=<インフレを起こすために>、通貨(日銀券)を大量に発行する(具体的には、国債、社債、株・・)を購入する戦略
でよろしいのでしょうか?
現実は既に政府が国債を大量に発行し、日銀やFRBは、大量の国債の購入を行っていますが、「これはインフレを起こすためではない」ことを<当局と人々が信じている>ので、リフレ戦略とは言わないのでしょうか?
もしそうであれば、政府は「インフレになるような財政支出はしない」、日銀が「積極的に円安とインフレにはしない」と表では主張しながら、どんどん短期から長期まで国債購入を増加させていき、実際に円安とインフレが生じたら、購入をストップし、場合によっては国債売却を始めても、本当にコントロールできないのでしょうか?
どこでバブル崩壊が起こるのか?みたいな問題かもしれませんが、
大きな円安インフレを起こさずに、どこまで国債を購入できるのか一度、実験してもらいたいものです。
今なら円安になれば経常黒字が激増しますから、あまり産業が空洞化し、国債残高が増大しないうちに実験してもらった方が、ダメージは小さいでしょう。
もし本当に国債をほとんど購入できてしまって国債の利払いが不要になったら面白いですしね。
>>14
>サービス業の生産性を上げる
営業利益を増やすでは?でも一袋2000円の米が1000円になっても売り上げが3倍になれば、最終的には収益が上がるとか。たとえば激安スーパーが進出してきた結果周りのスーパーが価格競争に敗れて全て潰れると周辺住民はその激安スーパー以外行くところがなくなるので、収益が上がる。イオンとかそうやって地方駅前をシャッター商店街にしてきたのでは。他に消費者に影響の無い方式だとM&Aをして他のスーパーを買収した上で整理したり統合したりすれば、スーパーの店舗は減る。
tkhs5氏の言っていることは、右足が地面につく前に左足をもちあげ、その左足が地面につく前に右足をもちあげることを繰り返すことで人間は理論的には空が飛べるというロジックに等しい。自分が言っていることがどういうことかわかっている?
qkjmさん、あおきさん、ご意見有り難うございます。
日本のサービス業の生産性が低いとは企業の利益率が低いと言う事なんでしょうか?
医療関係の仕事で言えば規制が多く、医療資格者がしなくても良い仕事も医療資格者しかが出来ない仕組みがあり生産性を低くしていると~
そうすると、やっぱり規制緩和で無駄を省き、人それぞれが個人の能力を寄り発揮する仕組みを作っていく事が大事なんでしょうね。
でも、それは弱肉強食で自己責任を求めていく事のような気もします。
人間が生きる権利、だれもが豊かで安心な生活を国家が保証すると言うのは夢物語なんでしょうかね。
高橋洋一さんは、高い生産性によってデフレになると書いていますね。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/910
擦り合わせアーキテクチャによって出来ているものをモジュール化して、プラットフォーム競争に巻き込むわけです。
コアがプラットフォーム化されると、参入障壁が低減してモジュールの競争は激化しますが、生産性は向上し、市場全体も大きく成長します。
擦り合わせによって守られていた付加価値は、プラットフォームと差異化可能モジュールに移るのです。
生産性が低い場合、まず考えるのは擦り合わせアーキテクチャをどうモジュール化できるかということです。
モジュール化は技術革新などのブレークスルーがなければ出来ない場合がありますし、対象アーキテクチャが大きければ大きいほど総合的なビジネスモデルが必要になります。
規制緩和だけで生産性が上がることはなく、ビジネスモデルの構築が必須です。
ただ、どのビジネスモデルが成功するかは誰にもわからないため、ビジネスモデルが先になければならないと考えるとデッドロックします。
だから規制緩和する前に、多様なビジネスモデルを生み出す環境を整えることが重要です。
プラットフォームのプラットフォームを構築する。
「メタ・プラットフォーム」の発想が重要ですね。
言葉遊びですかね・・。
>>21
ただ、所詮日用品やら食料品やらって、競争が激しいがゆえに各分野研究が進んでて、生産性上げてもあがる利潤はたかがしれてるんですよね。1商品からの粗利が100円単位だし。なので、僕は池田先生の言ってるサービス業の生産性を上げれば国が良くなるはある意味間違いだと思います。(大した違いは無し、増える雇用もバイト程度)
でも、終身雇用で40代50代の雇用が守られ、20代30代の雇用がないがしろにされている現状を考えると(就職浪人や新卒者には失業保険もらえませんし)、年配の人がなりふりかまわず自分達の身を守ろうとするなら、こちらもなりふりかまわず「グズは解雇するべき」と言わざるを得ないんですよね。そのグズが誰なのかをあぶり出し、駆逐して、空いたイスに座る言い分として、競争社会や生産性の向上に賛同するところです。・・・、が、こうした考え方は若者でも少数派で膝をついて「お恵みを」と言ってる若者の方が多いんですよね。
サービス業の生産性を挙げるという事は、そのまま内需を拡大するという事ですよね?
作業を効率化して少ない時間で作業を終えるというのもありですけど。
製造業の生産性が向上しているのは、外需つまり海外の景気がいいからという事が大きいと思うのですが?あってますかね。
勿論人件費の安い外国と競争するわけですから、設備投資や作業工程の見直しなどを行い、生産性を向上させるために力を入れているのはわかりますが、
内需が振るわないいじょう、サービス業の生産性の向上は無理なんじゃないですかね?規制緩和して外需なども取り込んだとしても、大差はないと思います。小売業の飽和気味の出店攻勢などを見る限り入る余地はありません。医療や介護などは低賃金長時間労働で多くは赤字です。グットウィルなども他の分野の黒字で訪問介護などの赤を埋めていましたし。
つまりやはり消費を拡大しないと難しい。けど資産の七割は高齢者が持っています。金融資産に限ると9割近くになります。
消費性向の低い老人が大金を死蔵している現状では労働生産性の向上などは無理ではないですかね?
増えるという意味で使っていますね。
池田先生やOECDが使っている労働生産性は売上総利益率
ではないかと思います。
>>21
池田先生が問題にしているのは生産性の水準ではなく伸び率です。
例えば、製造業とサービス業の利益率を比較しても
意味がないと思います。業態は色々あるので、
製造業を装置産業型、サービス業を労働集約型
に限定した場合、装置産業型は売上が伸びれば
利益どんどん伸びますが、労働集約型は人を
増やさないと利益が伸びないからです。
いずれにしても営業利益、純利益は重要だとは思いますが。
労働生産性(売上総利益)は付加価値や雇用を生んでいるという意味で非常に重要な指標だと感じます。
しかし、これだけでは企業の強さを表す指標ではないようですね。サムスン電子、日本の家電は共に売上総利益率は
20%以上あります。しかし、営業利益率、純利益率は
桁が違います。この差によって年々体力差がついています。
岩本先生が自然利子率の話を出した時点で、生産性成長率の上昇がインフレ圧力とは、それを見越して活性化される投資の効果によるものであると直ぐにわかりました。
またこれはニューケインジアンの景気循環モデルの話をベースにしているのも明らかです。
しかし日本の場合重要なのが、労働人口の減少です。
仮に高い生産性成長率が実現しても労働人口の減少により将来の需要増加が望めないと市場に予測されると投資が手控えられ自然利子率が負になり、この景気循環モデルは機能しないわけです。
だから日本のデフレの説明では生産性の話と労働人口の話がセットになると思って間違いないです。
製造業には外需の成長がありますが、サービス業の生産性が低いのは投資しても労働人口の減少により将来の需要増加が見込めないのでそもそも生産性を上げる為の投資が発生してないのが原因と思います。
aizengaldさん
>tkhs5氏の言っていることは、右足が地面につく前に左足をもちあげ、その左足が地面につく前に右足をもちあげることを繰り返すことで人間は理論的には空が飛べるというロジック
よくわからないので、もう少し具体的に説明できますか?
>>リフレ戦略=<インフレを起こすために>、通貨(日銀券)を大量に発行する(具体的には、国債、社債、株・・)を購入する戦略
でよろしいのでしょうか?
現実は既に政府が国債を大量に発行し、日銀やFRBは、大量の国債の購入を行っていますが、「これはインフレを起こすためではない」ことを<当局と人々が信じている>ので、リフレ戦略とは言わないのでしょうか?
もしそうであれば、政府は「インフレになるような財政支出はしない」、日銀が「積極的に円安とインフレにはしない」と表では主張しながら、どんどん短期から長期まで国債購入を増加させていき、実際に円安とインフレが生じたら、購入をストップし、場合によっては国債売却を始めても、本当にコントロールできないのでしょうか?
ども。コメ9に続いて2度目の投稿です。
サービス業の生産性について複数の方が言及されていたようなので、自分なりの生産性上昇のイメージを以下に羅列します。
・今までは安い商品がよく売れていたのに同系の高い商品が売れるようになった→生産性が上がった
・今1番稼げる業種に人がどんどん集まるようになった→生産性が上がった
この辺は"雇用の流動性"と"高等教育の充実"が鍵でしょうか。金融危機前の欧米での証券会社なんかが私のイメージです
・今までは個人商店が特に発展を考えずに店を守ってきたけど、様々な業種で拡大再生産を考える大企業が進出してきた→生産性が上がった
この辺は人により好悪のある所※かと思いますが、一般的にいって個人商店より大企業の方が生産性は高くなると思います。ユニクロのような海外進出事例は内需型産業の発展により増えるかもしれません。
/
以下蛇足。
リフレ派の一部でもバーナンキ発言について反応しているようですが現在のところ、首をひねる解釈が多いです。
「デフレに陥った日本とアメリカの違いは何か」という大問題は簡単に正答が導かれるものでもなく、「バーナンキが言ったから正しい」と決まった訳でもないのに、奇妙に歪んだ解釈ばかりが散見されるようです(私の観測範囲内では)。
"字義の拡大解釈"やら"裏に隠された真の意味"を引っ張り出さずとも「パーナンキのその発言は間違っている。lower productivityは関係ない」と真っ向から論陣を張れば良い議論になるのではないでしょうか。現状は聖典を神秘主義的に解釈する人たちのようです。(MMRのAA略)
ちなみに私自身は「生産人口の減少(高齢化)」が、デフレを抜け出せない主因かと推定しています。素人の直感ですが。
以上、長文失礼しました。
※マクドナル化する世界も味気ないので中小商店をサポートする業種の発展を願いたいものですが。
ひまなので。
労働生産性=付加価値/労働量だったと思う。
分子を上げて分母を下げるしかない。電子出版は
これに当て嵌まる?日本の場合付加価値の合計が五〇〇兆くらい?シラン。全体でどうかということで足ひっぱるのはいかんね。新規に市場を開拓するとか、一労働単位当たりの生産量を一〇倍にするとか、富裕層向けに
バカ高い棺桶を提供するとか、色々。。。
重要なのは合法非合法の区別がない?たとえ合法と思われても非合法の烙印を押される場合がある。その逆もある。会社ぐるみのオレオレ詐欺の報道もあって該当するか悩んでしまう。
注。犯罪を助長するものではありません、
てゆか、インフレの時は逆にすればいいのか?
ということは労働法以下を変えて変動賃金制にすれば社会主義を実現出来ることになるのか?やっぱ
「どうでもいいような経済理論を売りつけるのが
デフレ脱却には必要なんですよw」
tkhs5さん
素人なんですが、こんな感じでしょうか。
国債の買取先は、本邦の銀行か郵貯でしょう。これらは無能だから、国債で得た円を投資に廻せず保留w。
市場に直接円が流れるわけではないですが、ファンダメンタル的な要因でずるずる円安。
円安で銀行は自己資本比率低下、銀行の株価下落、銀行の信用不安。この段階で日銀は国債を売却したいですが、本邦の銀行は買おうにも買えず、外国人も信用不安から買わず、外貨が獲得できずで為替介入できずに一気に円安でしょうか。
ある段階まで行くと輸出産業のおかけで円安もとまるんでしょうが、そのころには中国マネーの日本買いが始まるんでしょう。
サービス業の生産性の向上って、色々ありますよね。
1. 新規サービスの開拓による需要増
2. 原価を下げる(人件費、光熱費、家賃)
3. 人件費を下げずに労働時間を削減する
4. 利益率の低い過剰なサービスをやめる
1.は、新規企業は5年間くらい法人税を0として、沢山企業させて数で勝負でしょうか。
2.の人件費は、単に下げたらデフレなので微妙な感じがします。光熱費は燃料を海外に依存しているので無理。家賃は必要部門だけを東京にして地方分散すれば可能かな(地方分権がらみか)。
3.は、能力主義でしょうが仕事を明確化して会社と社員が契約するようにしないと無理な感じ。しかし、日本にある外資系企業の間接部門(財務、営業など)はそうしているので、マネすれば部分的には可能でしょう。
4.は、サービス業なのでサービスの低下になるんで、安かろう悪かろうでしょうか。コンビニやスーパの24時間営業とか止めたらよろしい。
だらだら書きましたが、仕事柄、仕事で日本に来た外国人と良く話しますが、みな日本のサービスは素晴らしいといいます。日本のサービスを海外にもっていって、海外のサービス業の生産性を低下させるくらいの気概で、サービス業も海外進出がいいかと思います。
ユニクロの海外店舗は、日本の販売サービスのまま海外展開しているそうですから、ガンバレとエールを送りたい。
遅くなりましたが説明を
>どんどん短期から長期まで国債購入を増加させていき、実際に円安とインフレが生じたら、購入をストップし、場合によっては国債売却を始めても、本当にコントロールできないのでしょうか?
右足と左足の比喩に関しては、以下の内容を含めていたつもりです。
1)実際に影響を及ぼすのは重力である。重力の影響を無視して空を飛ぶ状況は作れない。
2)右足と左足を入れ替え続ければ、理論的にはいつまでたっても両足は地面から離れることになる。しかし実際にはそうならない。ある時間に収束し地面に着地する。
あなたの言い分はこのようにまとめられますね。
1)インフレにはしないと表で言いながら、裏でそのようなことをやってしまえば、政府と日銀のクレディティが破壊されハイパーインフレを招く。これはあなたのやり方では制御できない。
2)インフレが生じたら国債売却、インフレが収まったら国債購入をすれば一面コントロールできるようには見える。しかしこれはある時間(ほぼ即時)であるインフレ率に即時に収束するだけである。そのコントロールが永続するという保証は全くない。
ほぼ確実にクレディティが破壊され、ほぼ確実に効果がない政策には断固反対します。
前から思ってるのですが、官僚らしき書き込みがとても多く感じられます。折角書き込むのであれば、もう少し的確なコメントして欲しいですね!裏づけのない剽窃では実名を明かせないか。
今までのマスゴミを通じた世論誘導の次はネットに鞍替えを企んでいるご様子かな?
官僚はある意味確かに優秀だと思う今日この頃、少なくとも文章理解力は一般人よりも数段優れている。その優秀さを特定利益ではなく、全体利益に昇華して欲しいものです。
>>どんどん短期から長期まで国債購入を増加させていき、実際に円安とインフレが生じたら、購入をストップし、場合によっては国債売却を始めても、本当にコントロールできないのでしょうか?
sabottenderさん
>ファンダメンタル的な要因でずるずる円安。
円安で銀行は自己資本比率低下、銀行の株価下落、銀行の信用不安。この段階で日銀は国債を売却したいですが、本邦の銀行は買おうにも買えず、外国人も信用不安から買わず、外貨が獲得できずで為替介入できずに一気に円安でしょうか。
aizengaldさん
>1)インフレにはしないと表で言いながら、裏でそのようなことをやってしまえば、政府と日銀のクレディティが破壊されハイパーインフレを招く。
>2)インフレが生じたら国債売却、インフレが収まったら国債購入をすれば一面コントロールできるようには見える。しかしこれはある時間(ほぼ即時)であるインフレ率に即時に収束するだけである。そのコントロールが永続するという保証は全くない。
お二人とも、円安とインフレを予測していますね。
そして一般に、円安インフレは産業(特に輸出)に対してプラスであり、財政赤字のGDP比削減効果もあります。
インフレが過剰になった場合、今度は金利アップや増税などの通常の手法が大きな抑制効果があると思われます。
特に、現在はGDPギャップがあるので、生産力が過剰だと思われます。
ハイパーインフレ(例えばドル円が+1000%?)になるという根拠が、私には理解できませんが、どういうプロセスで、定量的に可能なんでしょうか?
tkhs5さん
「ずるずる円安」という表現が誤解を与えたのかも知れませんが、円安すらコントロールできないと思います。
バブルが何時はじけるのかを定量的に観測することができるのであれば、バブルの崩壊は起きない。定量的に何時おきるかは判らないと思います。市場の心理で、大きく売りにまわれば、皆が売ると思います。
銀行から国債を買い取る際に、市場へのマネーサプライが増加しないことは統計で示されており、市場が円安に反応するまで、国債を買い取り続けるのであれば、潜在的にバブルを作っているようなものと思います。市場(世界)が反応したら終わりです。
その際の円安は、景気が回復したわけではないので、金利や増税での制御は無理と思います。
現状の円高は行き過ぎていると感じています。円安に反対なわけではありません。コントロールできる方法があるなら、円安にしたほうが良いと思います。
ただし、マネーでの操作はこの国の経済成長が発展へと変わったわけではないと思います。規制緩和、新規企業(事業)への法人税減額など、国を発展させる方向への改革が全うであると思う次第です。
35氏
生産力過剰で需給ギャップが大きいからハイパーインフレに
ならないというロジック自体が違うと思います。
安定したシステムというのは確実に資本が増加するシステムです。
世界には十分な需要があり日本には十分な生産力があります。
にもかかわらす、日本はあまり成長できていません。生産力ではなく需要を獲得する競争力こそが問題です。
そして、しだいに競争力が低下しているという現実があります。
競争力低下の行き着く先は金融システムの破壊、
ハイパーインフレでしょう。
ghi555氏
>競争力が低下しているという現実があります。
その大きな要因が、円高とデフレでしょう。
sabottenderさん
> 銀行から国債を買い取る際に、市場へのマネーサプライが増加しないことは統計で示されており、市場が円安に反応するまで、国債を買い取り続けるのであれば、潜在的にバブルを作っているようなものと思います。市場(世界)が反応したら終わりです。
その際の円安は、景気が回復したわけではないので、金利や増税での制御は無理と思います。
きちんとした定量的なシミュレーションなしに議論しても無意味かもしれませんが
円のオーバーシュートが生じても、国内の生産力を超えて大幅な円安が継続すると考えるのは合理的ではないでしょう。
そして円安・インフレ=消費財&資産への需要急増(景気回復)ということですから、金利上昇や増税(例えば不動産取得課税)などの緊縮政策が効かないという根拠が不明です。
今、中小企業は海外での設備投資意欲を高めています。
逆に、円高デフレが継続して、国内の投資不足(産業空洞化)が拡大することの方が、長期的には遥かに危険ではないでしょうか?
tkhs5さん
> 円のオーバーシュートが生じても、国内の生産力を超えて大幅な円安が継続すると考えるのは合理的ではないでしょう。
日銀が目標としたレートで円安が止まらないなら、コントロールしたとは言えない。単に市場の判断で止まっただけだ。
コントロール出来ないということに、市場が合理的でないと判断して安全装置が働いて止まるからコントロール出来るという回答が良く判らない。コントロール出来なくなったから安全装置が働いた(市場が判断した)のが正しい。
コントロールできることを主張するのであれば、国債を買い進める量と円安レートの関係性を定量的に時間軸をもって示すのと同時に、オーバーシュートが起きる国債の買取量、もしくは起きないことを示せばいいと思うんだけど。
> そして円安・インフレ=消費財&資産への需要急増(景気回復)ということですから、金利上昇や増税(例えば不動産取得課税)などの緊縮政策が効かないという根拠が不明です。
小生はバブルを例に短期にいつ起きるか判らないためと書いたつもりです。短期(3ヶ月や4ヶ月)に起きた円安は景気回復ではない。また、金利や増税が短期(3ヶ月や4ヶ月)で効果があるという根拠が判りません。
また、短期に変化したものを短期で想定していたレートまで戻すことは出来ないと思うのですが、やるなら、直接市場介入でしょうか。でも、日銀は国債を買うのですよね?どこで外貨を得て、そして売って、円の価値を高めるの?ここは定量ではなくプロセスの話で、前に投稿しています。
> 今、中小企業は海外での設備投資意欲を高めています。
知っていますよ。コントロールできるなら、円安にしたほうがよいと思っていると書いています。
素人なので定量的にはごめんなさい。定量面は、こう思っていると書いていることを定量的に否定して下さい。