アップルのiPadの登場で、出版業界に激震が走っています。アマゾンのキンドルでは対岸の火事だった書籍の電子化が、日本でも進む可能性が出てきたためです。日本でも携帯端末では電子書籍が普及しており、今後はタブレット端末やPCでも出てくるでしょう。しかし日本の書籍流通は委託販売や取次の寡占など特殊な条件があり、出版社は書籍の電子化に消極的です。

こうした問題を乗り越え、書籍の電子化を実現するにはどうすればよいのでしょうか。また電子出版で収益はどこにあるのでしょうか。著作権の処理は、どうすればいいのでしょうか。こうした問題を考え、日本のメディアの硬直した状況を変えるため、「アゴラ」ではシリーズでセミナーを3回行ない、そのまとめとしてシンポジウムを開きます。電子出版ビジネスを考えているみなさんに参加していただき、情報交換の場にしたいと思います。

セミナー
第1回 3月4日(木):佐々木俊尚(ITジャーナリスト)「電子出版の現状」
第2回 3月11日(木):湯川鶴章(TechWave編集長)「電子出版ビジネスをどう始めるか」
第3回 3月18日(木):田代真人(編集者)・蓮池曜(技術者)「電子出版の実務」
 いずれも司会は池田信夫(アゴラ編集長)
 時間:18:30~20:30

シンポジウム:3月25日(木)18:30~20:30
出演:佐々木俊尚
   湯川鶴章
   林信行(ITジャーナリスト)
   田端信太郎(株式会社ライブドア執行役員)
司会:池田信夫

場所:いずれもT's渋谷フラッグ(渋谷H&Mの上)
定員:50名
受講料:全部セットで6万円(2月22日までに入金された方は5万円)
    申し込みは入金順で、定員に達したら締め切ります。申し込みフォームからどうぞ。