小沢一郎氏の元秘書などが逮捕されてから報道が過熱し、これに対して民主党が検察批判を強めている。鳩山首相の「潔白の証明を願う」とか「起訴されないことを望む」といった発言は、自分が検察を指揮する側だということを自覚していない「野党ボケ」だろう。千葉法相の「指揮権発動は一般論としてはありうる」という発言とあわせ考えると、「政治主導」で指揮権を発動する気かと疑われてもしょうがない。
八つ当たりのように、マスコミ批判も強まっている。特に原口総務相は「何の関係者かわからない。そこを明確にしなければ、電波という公共のものを使ってやるには不適だ」と、放送局への規制を示唆するかのような発言をした。彼らが野党だったときには、その「リーク情報」を頼りにして国会で追及したのを忘れたのだろうか。
そもそも検察は「リーク」しているのか。一般論としては、捜査当局が夜回りしてくる記者に捜査情報を明かすことはあり、容疑者をクロにする材料を教える傾向もあるが、そんなに簡単に教えてくれるものではない。記者が独自に取材して「こういう話を聞いたが本当か?」と捜査官に「当てて」顔色を見て書く、といったきわどいやり方でやっているのだ。もちろん司法クラブ以外の記者にはそういう特権もないが、クラブに所属していればリークしてくれるといった甘いものではなく、捜査官との個人的な信頼関係がないと教えてくれない。
もしマスコミが検察が起訴するまで何も書かなかったら、「報道によると」を連発している自民党は、国会で追及する材料を失うだろう。民主党はうれしいかもしれないが、国民の知る権利はそれで満たされるのだろうか。忘れてはいけないのは、大部分の贈収賄は立件できないということだ。起訴事実以外はいっさい報道してはいけないということになれば、胸をなでおろすのは汚職政治家である。
匿名の情報源で報道するのは、日本だけの慣行ではない。アメリカのメディアでも、background informationをどこまで許容すべきかについては論争が続いており、イラク戦争のときは、開戦前に「大量破壊兵器」の存在を示唆したNYタイムズの誤報が批判を浴びた。かつてNYタイムズは、匿名の情報源を一時やめたこともあるが、それでは逆に政府の情報操作に対抗できないということで、最小限の匿名の情報源を認めている。
日本のウェブが匿名IDによって汚染されているように、匿名は情報の倫理を堕落させる。匿名の影に隠れていい加減な報道をするメディアもあるだろうが、それは最終的には読者が判断するしかない。取材源の秘匿が許されないと、調査報道は不可能になる。民主党は、新聞がプレスリリースと記者会見だけで埋まることを求めているのだろうか。
八つ当たりのように、マスコミ批判も強まっている。特に原口総務相は「何の関係者かわからない。そこを明確にしなければ、電波という公共のものを使ってやるには不適だ」と、放送局への規制を示唆するかのような発言をした。彼らが野党だったときには、その「リーク情報」を頼りにして国会で追及したのを忘れたのだろうか。
そもそも検察は「リーク」しているのか。一般論としては、捜査当局が夜回りしてくる記者に捜査情報を明かすことはあり、容疑者をクロにする材料を教える傾向もあるが、そんなに簡単に教えてくれるものではない。記者が独自に取材して「こういう話を聞いたが本当か?」と捜査官に「当てて」顔色を見て書く、といったきわどいやり方でやっているのだ。もちろん司法クラブ以外の記者にはそういう特権もないが、クラブに所属していればリークしてくれるといった甘いものではなく、捜査官との個人的な信頼関係がないと教えてくれない。
もしマスコミが検察が起訴するまで何も書かなかったら、「報道によると」を連発している自民党は、国会で追及する材料を失うだろう。民主党はうれしいかもしれないが、国民の知る権利はそれで満たされるのだろうか。忘れてはいけないのは、大部分の贈収賄は立件できないということだ。起訴事実以外はいっさい報道してはいけないということになれば、胸をなでおろすのは汚職政治家である。
匿名の情報源で報道するのは、日本だけの慣行ではない。アメリカのメディアでも、background informationをどこまで許容すべきかについては論争が続いており、イラク戦争のときは、開戦前に「大量破壊兵器」の存在を示唆したNYタイムズの誤報が批判を浴びた。かつてNYタイムズは、匿名の情報源を一時やめたこともあるが、それでは逆に政府の情報操作に対抗できないということで、最小限の匿名の情報源を認めている。
日本のウェブが匿名IDによって汚染されているように、匿名は情報の倫理を堕落させる。匿名の影に隠れていい加減な報道をするメディアもあるだろうが、それは最終的には読者が判断するしかない。取材源の秘匿が許されないと、調査報道は不可能になる。民主党は、新聞がプレスリリースと記者会見だけで埋まることを求めているのだろうか。




池田信夫『もし小泉進次郎がフリードマンの「資本主義と自由」を読んだら』
田原総一朗『生存への契約 誰がエネルギーを制するか』
池田信夫『イノベーションとは何か』
田原総一朗『日本の官僚 文部省・建設省・厚生省・郵政省編』
西和彦『ベンチャーの父 大川功』
3・11後 日本経済はこうなる!
古典で読み解く現代経済
日本経済「余命3年」:財政危機をどう乗り越えるか
新・電波利権
宗教を生みだす本能
福田恆存 思想の〈かたち〉
中国化する日本
Thinking, Fast and Slow
Debt: The First 5,000 Years
Atomic Awakening
Power to Save the World
ジョーンズ マクロ経済学
放射能と理性
気候変動とエネルギー問題
ゲーム理論による社会科学の統合
エネルギー論争の盲点
Rational Choice
丸山眞男――理念への信
デカルトの誤り
Energy Myths and Realities
Civilization: The West and the Rest
The Enlightened Economy
Violence and Social Orders
コメント一覧
「関係者」とか「事情通」とか、「正体は新聞記者だろ」という批判はネットでも随分前からありますが、新聞は情報源をもっと明確にしろという議論が持ち上がったのは聞いたことがありません。それは新聞を疑って読もうというくらいのものでした。
「総務省」という名前がいかにも「庶務課」みたいで大した権限がなさそうに見えますが、この役所はかつて特高警察や検閲で名高い「内務省」だったわけです。ネットで持ち上がった「反マスコミ」の流れが、こういう方向に行くと危険ですね。
読ませて頂きました。
池田さんのエントリーにしては珍しく論旨が明確では無いように感じました。 (1)検察はリークする事も在り得る、(2)現行法での贈収賄の立件は難しい、(3)匿名報道のバランス、(4)ネット上の匿名IDがネットを汚染している、の4点が別々に論じられていて、結論に至っていないように思います。
個々の観点に付いて、個人的には賛成です。ただし、せっかくこの4点を挙げられたのだから、それをまとめる結論も付記して欲しかったと思います。現状の検察・マスコミ・国会の異様な状況はこれら4つの軸が明確になってくると、より解決に近くなるように思います。
今後のご活躍を期待します。
日本人は賛成と反対に分かれて議論したり考えたりすることを訓練されてないので、新聞やテレビの記事、写真、映像による印象誘導をどう見るか考えることはあまりない。
マスコミによく登場する評論家たちはなぜ出入り禁止にならずにずっと出ているかといえば発言において番組制作者の意図を汲んで一線を越えないようにしてその範囲内で意見を言っているに過ぎない。
受け手が未熟だとその裏の事情が見えずに印象誘導でなんとなく悪いやつだとかいい人だと思いがちである。悪いことにも小悪と巨悪があるのに小悪を際立たせて巨悪を隠しているとかが見えなくされてしまう。報道機関には自分たちの都合の悪いことは報道しない自由があるからだ。
少なくとも 検察側の情報なのか、被疑者側の情報なのかくらいは親切丁寧に明示しないとわからない人が多いという受け手の問題がある。
検察側の情報であれば後で誤報になっても責任を問われないが、被疑者側から独力で取材し記事を書くとリスクがあるので怖いという甘えの構造が報道側にあるのなら、なおのこと検察の関係者によればの一言くらいあったほうが公正な報道と言えるのではないだろうか。
> 記者が独自に取材して「こういう話を聞いたが本当か?」と捜査官に「当てて」顔色を見て書く、といったきわどいやり方でやっているのだ。
そういう話はよく聞きます. 最近では岸井成格さんがサンプロで, 青山繁晴さんがニュースアンカーで言っていました.
しかし, 額面通り受け取ってよいかは疑問です.
昔, 桂敬一先生が次のようなことを言っていました. 記憶が曖昧なので多少間違いがあると思いますが.
「『現代の新聞』での, 権力が記者クラブを利用して記者を操っているという話は反響が大きかった. ある若い記者からは『自分は記者クラブで権力に迫っているつもりだったので, 操られているという話は驚きだった.』という手紙が来た. それを読んで逆に私は驚いた.」
つまり, 枠にはまると, 気づかないうちに操り人形になる危険があるという話です.
「捜査官の顔色」という話も, 記者自身は自力で調べたつもりかもしれません. しかし, いつもいつも同じことを繰り返しているため, 実態は検察に操られている危険性があります. 特に若い記者の場合は.
それを批判する者が「検察のリーク」と呼んでも, あながち間違いではないかもしれません.
ただし, 対策はリークの阻止ではないと思います.
事実関係を取り違えたコメントがたくさんくるが、検察は「捜査情報の漏洩」なんかしませんよ。あくまでも記者が取材した事実の裏をとるのが基本で、ネタをもっていない記者は相手にしてもらえない。記者が独自に取材して情報を検察に提供することもある。事情聴取などの内容は、聴取を受けた側に聞けばわかるので、検察だけが情報源というわけでもない。
もちろん検察は、今回のように相手が強大な権力である場合には、野党やメディアを味方につけないと闘えないので、情報操作はするでしょう。しかし逆に、メディアが当局の裏もとらないで容疑者についての推測をバンバン書いてもいいのか。何度もいうけど、取材の過程で得られる情報のほとんどは「はずれ」です。夜回りの時間のほとんどは雑談ですが、「そのネタは筋が悪いよ」というような話が重要なのです。
今回の事件については最高検もかなり迷ったようで、むずかしい問題はあるでしょうが、特定の政治家を陥れようという政治的な意図で捜査を行なうことはありません。むしろ政治家に遠慮して立件できなかった事件のほうがはるかに多い。今回の逮捕については、小沢氏が事情聴取を拒否しなければ逮捕まで至らなかった可能性が高い。
検察が危険なのは、政治的意図云々より、垂れ込みをもとに的はずれな「筋書き」をつくって見込み捜査をすること。特に経済事件は検察に「土地勘」がないため、失敗が多い。ライブドア事件などは、見込み捜査がはずれて無理やり事件を作り上げた印象が強い。今回の「4億円」も、ゼネコンの金だという供述も取れていないようだから、かなり危ないですね。
どうも池田さんの論理がわからない。
(1)「検察は「捜査情報の漏洩」なんかしませんよ。」
(2)「もちろん検察は、今回のように相手が強大な権力である場合には、野党やメディアを味方につけないと闘えないので、情報操作はするでしょう。」
(3)「メディアが当局の裏もとらないで容疑者についての推測をバンバン書いてもいいのか。」
(1) であれば(3)における「メディアは当局の裏をとれない」。
(2) であれば検察は(1) の前提でどのように情報操作をするのか?
頭の悪い池田さんブログの読者にわかるように説明してください。
「関係者の話」として「容疑者の供述内容」が報道されている点についてはどのようにお考えでしょうか?
一方の当事者である容疑者は報道機関とは接触できないでしょう。すると、もう一方の当事者である検察の担当者以外にその情報を知り得るはずがないと思うのですが、私はなにか重大なことを見落としていますか?
マスコミは取材源を秘匿するのは構いませんが、ちゃんとアーカイブしてるんですかね?取材源の記録を半永久的に保持してもらわないと、その記事の歴史的価値を減じることになります。
地方紙レベル以上の報道機関はその手にする権力と引き換えに、記録の保持を義務付ける法案は非現実的でしょうか。理想的には公文書館に類似した施設があればいいんですけど。たとえば記者クラブ制度を残す代わりに、参加メディアは報道公文書館にパブリックした記事のサマリーを残すことを義務化する、とか。
極論過ぎませんか?
今一度、海外のメディアが、この手の報道をどういう風におこなっているのか、学ぶべきではないでしょうか?日本の、ぬるま湯の報道姿勢には問題があると思いますが。
検察と個人的な信頼関係になってとはつまり、癒着しないと取材ができないというのでは、あまりにも情けなさ過ぎな事実ですな
検察vs.小沢
今後の展開がどうなるのか、池田先生に予想して頂きたいです。
1. 検察は、虚偽記載だけで小沢一郎の逮捕許諾請求するのですか?
2. その時、検察内部は分裂せずに、一枚岩になれるのですか?
3. その時、法務大臣は指揮権発動するのですか?
4. その時、記者クラブ所属マスコミは、どちらを批判するのですか?
5. 小沢一郎が逮捕されると、闇将軍として権力を持ち続けるのですか、失脚するのですか?
6. 小沢一郎が勝つと、検察は粛清されるのですか?
ドラマでは「小沢逮捕」が最も視聴率を稼げそうですが、私の予想は「小沢逮捕されず、石川容疑者不起訴」です。
当たるも八卦当たらぬも八卦
はリークにはあてはまらないのですか?
検察は捜査の段階でいろいろな情報にアクセスする権限があるのですから、捜査過程で捜査情報をなぜ、どういう形であれ、マスコミにリークする必要があるのでしょうか。
世論がどうあれ、不正を正していけばいいだけだと思います。すべては裁判所が決めることです。
しかし、リクルート事件や菅家さんのケースを考えると、検察にもただすべき点があるように思います。
友人が教えてくれたのですが、千葉さんがばっちり写ってます。
池田さんは、これを見てどう思われますか。
http://sites.google.com/site/toyamakokubai/home
国や県だけでなく、取り調べた検察官や警察官も「被告」ですね。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100121-OYT1T01073.htm
長銀事件にも無罪判決が出てます。厚労省の村木さんも無罪でしょう。いたるところで訴訟が行われ、東京地検特捜部の検察官が「被告」にされてもおかしくない。これまで罪を問うていた者が罪を問われるのは辛いですよ。
柳原さんが検察を追い込んだのですね。検察は、鳩山さんや小沢さんに助けてほしかった。でも、鳩山さんが冷たく突き放してしまった。それで、検察は自爆暴走してしまった。
検察は脳死状態に陥ってますね。国会が国政調査権を発動して治療するしかないでしょうw
フランス革命時の内ゲバみたいな奴ですよね。
権力獲得まで一緒にやってきたけど、権力を獲得しちゃうと、一部の人間が、独占したくて、仲間を裏切って、虐殺し、独裁しちゃうみたいなね。政党とマスコミを仲間というのは適切な表現じゃないけど、旧体制を打破しようという点では同じなので。
また一緒にやってきた人間が、自分の昔の罪を知ってるから口封じするみたいなサスペンス小説みたいな感じ。
結局権力保持が自己目的化しちゃうんですね。これが権力の本質ですが。
どちらにしても民主党が、所詮奇麗事を言って国民を騙し、悪人の本性をさらけ出しただけでしょ。
どこの国でも、政治家が「不適切だ」と言うのは、「自分にとって不利だからやめろ」というのと同義です。理由がくっついていたって、それは単なる飾りです。

総務省は中国の国務院にあたるのでしょうから、そこのトップがそう言い出したら、テレビに圧力をかけて口封じをしたいっていう思いがミエミエですね。中国ならとっくに「関係者」が誰か調べ上げて拘束し、党の検閲担当がテレビの口を封じているでしょう。
コメントをみると、実質的検閲の心配をしてる方はいないみたいですね。記者クラブの指摘などは事実としても、方向としてあさっての話だと思います。
日本人ってホントに楽観的ですね。
趙秋瑾
>特定の政治家を陥れようという政治的な意図で捜査を行なうことはありません。
特定の政治家というより特定の政治勢力・社会勢力を弱らせるために捜査を行うということは明治以来たゆまず続いてますよ。
>最終的には読者が判断するしかない
そう、だから読売新聞が最大。
どうでもよいことかもしれませんが、マスコミ報道の間違いを二点指摘しておきます。まず、小沢さんが一年生議員を束ねているというのは大間違い。検察は、衆院選前に大久保秘書を逮捕し、小沢さんが辞任して鳩山さんが代表になると、献金問題を発覚させたわけです。あきらかな選挙妨害で、当然、民主党の一年生議員たちはそう認識している。選挙基盤がしっかりしていない彼らにしてみれば、「選挙妨害は許せん!」となる。
次に、検察がもっとも恐れているのは、検察官が被告人にされることです。菅谷さんの裁判では、元検察官が証人として出廷し、しかも真犯人は不明です。しかし柳原さんの場合、おそらく現役の検察官が被告人として出廷するでしょうし、真犯人も見つかっている。自民党政権なら、地元選出の代議士が出向いて、「柳原さん、勘弁してやってくれ、頼む」と言えば済んだ。しかし民主党政権にその気がない。マスコミは、これまで自民党政権が検察を守ってきたという点を見落としています。
それにしても、柳原さんという一市民が、ここまで検察を追い込むとは、、、
公権力のチグハグさを垣間見た。鳩山総理の贈与税の件は明らかな黒なのに摘発せず、小沢氏は半端な状態で本人ではなく腰ぎんちゃくの国会議員を逮捕。(しかも自殺するかもという理由で)
どうせ小沢氏の捜査が前から進められていて、ポッと現れた鳩山氏の脱税事件に手を回すのが面倒だったのでしょう。官僚主義の典型で一度計画が走り出したら、他にやらないといけないことがでてきても既存の計画を進めることの方が優先になる。戦艦大和しかり、公共工事しかり・・・。
>党の検閲担当がテレビの口を封じているでしょう
そんな人は民主党はおろか自民党にもいなかったでしょう。
そもそも中国で検察が党の意に反することをするわけがない。それも時の最大実力者から聴取するなんて夢物語にもならない。
見落とされていることは、いたるところで訴訟が起き、検察が「被告人」として裁かれる事態が生じているということです。長銀事件では、取り調べた東京地検特捜部の検察官全員に有罪判決が出てもおかしくない。しかし、鳩山さんにも千葉さんにも、検察を救おうという気がぜんぜんない。ひょっとして、検察は、小沢さんに泣きつくかもしれませんよw
突破口をつくたのは柳原さんですね。調べてみたら、柳原さんは、国民新党の前代表だった、綿貫さんの選挙区の人ではないですか。まさか、亀井さんが検察を懲らしめている、ということはないでしょうけど、、、
>検察は「捜査情報の漏洩」なんかしませんよ。
もしそうなら、鈴木宗男さんと、逮捕前に彼に語った石川氏は、完全に嘘を言っているということになりますね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100116/stt1001161856026-n2.htm
「石川代議士が、私は聞いたんです。『あなた、マスコミにサービスして情報提供をしているのか』と言ったら、『私は何も言っていない!』と。『ところが私の言ったことがカギカッコで新聞やテレビに出てくる。非常に不思議です』、こう言ってましたよ(問題だ!の声)。じゃあ、だれがリークしているかっていったら、そのことを知っているもう一方の検察しかないじゃないですか、みなさん!(大拍手と歓声)。どうぞみなさん、ここは冷静にね、考えてください(どよめき)。検察が正義の人だと思ったら大間違いです(その通り、の声)」
△首相が「検察を指揮する側だということを自覚していない」とのお話ですが、首相は建前は上にいるが実質は検察官僚のなすがままで空虚なわけですから、指揮しているとの自覚がないのは、当然であり健全ではないですか。
△マスコミ批判は八つ当たりなのか。英フィナンシャルタイムズは官僚システムの反抗、米ニューヨークタイムズは民主党への特捜の報復として、民主制の危機と報道しています。日本のマスコミは司法記者クラブで人質なのでは?
△独自取材や信頼関係は大切でしょうが、それは警察の刑事事件の話。特捜の贈収賄捜査では検察も五里霧中なら、記者も霧の中。取材はリークに頼るしかないみたいですよ。
△検察の公的な記者会見と、秘密の漏えいとを分離し、怪しげで混然たる様を改めるのがよいとは思わないのですか?
△取材源の秘匿は、米では巨悪をあばく弱い告発者を守るため。日本では検察権力というご主人様を守るためですか?
小沢さんは「贈収賄で得た利益を不当に蓄財していた」という罪について、状況証拠からすると限りなくクロですよね。それが有罪に問えるかどうかはまた別問題として。
日本人の気質には「法で裁けぬ巨悪を何とかして裁く」事に関する強い共感があるんじゃないでしょうか。
「あきらかに有罪でも証拠が無ければ無罪」という正義と、「あきらかに有罪であれば証拠が無くても有罪」という正義、アジア人は一般に後者を好むんでは。
問題の根幹は、検察に起訴不起訴を判断する「裁量」が余りにもありすぎることでしょう。
裁量があるから(負けると経歴に瑕がつくから)、確実に勝てるような案件しか立件しない。立件したあとは、躍起になってなりふり構わず「勝てる」状況を作り出そうとする。
そうした「空気」を作り出すには「記者クラブ」でフィルタされた記者たちが相手ならば非常に都合がよい。
簡単なもんじゃないよ、と言われてもクラブ所属外の記者はスタートラインにすら立たせてもらってないわけですから(笑)。
全ての記者・ジャーナリストが取材する上で公正な競争を展開し、その上で政治から「全ての報道活動に対して」圧力がかかったのであれば、これはもう危機というほかありませんが。
「民主党の八つ当たり」となかば分かっていながら、それにある程度の賛同意見が出るのは、「リーク情報」と見られるものが「記者クラブ」という閉鎖カルテルのメンバーからしか出てこないことへの苛立ちと疑念があるからだと思います(これが非記者クラブの取材でも似たようなものが出てくれば、俄然逆風になりそうな気もするんですけどね)。
何だかいつになく違和感のあるコメントで溢れているので、初めてコメントさせていただきます。
池田さんがおっしゃりたかったのは、「既存マスメディアを軽んじるにも程がある」ということなのではないでしょうか。
もちろん、記者クラブやメディアスクラム、あまりに近視眼的な報道など、既存メデイアに問題があるのは確かです。しかし、一応記者としての訓練を受けた人たちの記事だということを忘れないでほしいと私も思います。
義理人情で情報がとれる警察と違い、検察ネタは高等戦術が必要な特に難しい分野なのです。
昨今のネットにおけるメディア批判の風潮に便乗したつもりかもしれませんが、民主党は自らの首を絞めることになりかねないことになぜ気づかないのでしょう?
どうも「記者クラブ批判」とごちゃごちゃになっているようですが、これは別の問題ですよ。クラブにべったりいるような記者は、捜査官に食い込むような取材はできない。もちろん司法クラブのメンバーでなければ夜回りも受け付けてもらえないという差別はあるが、今回みたいな大事件になると総力戦だし、発表もほとんどないから、クラブはあまり関係ない。
現場を知らない人には感覚的にわからないかもしれないけど、検事も記者も、この種の人権にかかわる問題の扱いは非常に慎重で、捨てている情報のほうがはるかに多い。特に今回の事件は、検察にとっても命がけだから、いい加減な情報管理はしていないでしょう。
マスコミと検察の関係に関する池田さんの意見は正鵠をえていると思います。編集局幹部の感覚では多分、検察に当てられる独自情報を持っている記者が1人でも多く欲しい、といったあたりではないでしょうか。闇雲に「x億円の出所はどこですか」などと質問しても相手にされない。give&takeの世界です。
いつも拝読させて頂いております。
「記者クラブの問題とは別」というのは解せません。問題は記者クラブ所属マスコミだけが当局に擦り寄る事が出来、そこが寡占状態である事による弊害であるのであればそれを別にこの問題を考える事が出来るのでしょうか。あるいはそれにより情報操作も容易となり検証能力も欠如するのであれば、検察の「捜査能力の低下」はマスコミの検証能力の欠如に起因すると思いますし、さらに言えば検察の政治的情報操作の可能が「捜査能力の低下」を生じさせる温床ともなる。
「記者クラブによる寡占」と検察の「捜査能力の低下」、そして「政治的意図」は同時に立ち上がるもののように思いますのでそれらを別々に考える事に果たして意味があるのか疑問です。
検察が好き勝手やっているように見えるのもマスコミとのパワーバランスが保たれていないからでしょう?これを語らずに末節の話をしても何の意味もない様に思います。リークがあるかどうかなど一連の問題の主眼ではないのではないでしょうか。
小沢さんの、検察の「リーク問題」は、 あれはどう見ても検察がリークしているのは誰の眼にも明らかで、検察がしているのかいないかの問題ではなく、またリークすることがいい悪いの問題でもないと思う。
メディアへのリークを禁止などしてしまえば、池田信夫さんが”検察は「リーク」しているのか” でいっているように、新聞がプレスリリースと記者会見だけで埋まることになってしまうし、メディアが主導して事件を解決していくような面白いケースがなくなってしまう。
問題なのは、平等で公正な捜査をするべき検察が、一方的、恣意的にしかも断片的な情報をメディアにリークし、それをメディアがそのまま情報元も明かさずに、何よりも問題なのはその根拠すらも調べずに(まあ、調べようもないことが多いけど)いかにも”被告がやっぱり悪かった”かのような印象を与える記事の書き方をし、世論がそれにながされ、なんとなく世論がそちらに向いてしまうことだ。
”ライブドア事件”のときも”西松建設献金”のときもそうだった。しかもそれぞれの記事の内容を読み込むと『何でそれがわるいの?」ということが多く、事実でなく印象だけで検察の思惑通りに世論が形成され、その世論に押されて事が流れてしまうことが多い。
たとえば4億円の件も、『越山会の資金で土地を購入すると会の資金が少なくなってしまうので、小沢さんの自己資金を越山会に貸し出し、それらの資金で一旦土地を購入したあと、土地を担保に銀行借り入れを行い、借入れ後小沢さんに資金を返したので、実質土地購入は銀行借り入れで行った』というきわめて自然なよくあることを、言葉尻を捕らえて”購入資金の言動が自己資金をあてたといったり、借入れしたといったり、つじつまが合わない”などと枝葉のことをあげつらえている感じ。
そもそも現時点で小沢さんの何が悪いのかと聞いて、明確に答えられるコメンテーターがどれだけいるのかと思ってしまうほど、テレビも検察のリーク、雰囲気に流された一色の報道だ。
また、「政治とカネ」とかいって、それもそうだけど、国会ではもっとラベルの高いことやってほしいと思う。小沢さんの件も鳩山さんの件も原則は検察、警察の仕事であって国会では、国民のための話をしろっつーの。
池田さんのドキッとさせる最も鋭いご指摘は、法廷で問われる罪の事実が確定したとき、マスコニが流した小沢情報の99%は無用無益とわかる、というところにあります。さすがの洞察、その通りになると私も確信しています。
では空騒ぎか。99%を占めるそのゴミ情報の影響が大きな問題です。国民の政治選択や支持率や国会論争を左右するのは、簡明簡素な起訴事実ではなく、たれ流された大量のゴミ情報の残像です。それにより投票も政治も国会もゴミ化してしまい、欧米メディアに笑われるのです。
検察はそのゴミを発生させます。その時点で正しく後にも正しい事実のリークならまだしも、後に誤りとわかる事実も当然リークされ、誤報は後の祭りとなります。
もっとひどいのは「虚報のそそのかし」です。「まあ、そんなところだ」「それで大過ない」「ほぼ近い線だな」などと、記者の推測にコメントして、小沢氏を悪玉にする故意をもって教唆しているのです。、
>19. somuoyaji


>>党の検閲担当がテレビの口を封じているでしょう
>そんな人は民主党はおろか自民党にもいなかったでしょう。
池田先生はメディアの真ん中にいた方です。実際の現場をご存知だから、ちょっと回りくどいけど、心からの懸念をこの記事でおっしゃっているのだと思います。
「そんな人が自民党にもいなかった」のなら、何でずっと昔NHKの政治部出身の報道局長が政治家に関する報道を止めたのでしょうか?
日本にはそんなことはない、なんていう月並みな言い方はご自分の国の事実を知らなすぎます
だから私は「日本人って楽観的」と書いているのです。
秋
私には、「検察は卑怯である、その卑怯な検察を後で操っているのが自民党である」というふうに国民が見ているように思えるのです。それで、7月に参院選があるじゃないですか。アホな検察のせいで、自民党が負けてしまうという気がする。
今はネットの時代じゃないですか。検察が、テレビや新聞を利用して国民を洗脳することができると考えているようなら、それは大間違いです。検察は、田中角栄の頃には、インターネットがなかったという、単純な事実を見落としている。はっきり言って、迷惑です。
趙秋瑾さん、日本の検察は、他の西側諸国の検察と比較して、異常とさえ言える権限が与えられているのですね。自公政権がそれを容認していた。それは国民も理解しています。そして、今回の騒動を、自己防衛のための暴走と見ているでしょう。また、自民党が参院選で勝てる見込みはほとんどない。小沢さんは、自民党が公明党の支援を失ったのを見て、二人区で候補を二名公認することにしたのだと思います。国民は、今年の参院選で民主党が単独過半数をとれば、三年かけて特権をじっくり剥奪することができるので、検察は焦っていると見てもいるでしょう。私は、今の検察は、民主党と和解するのに必死になっていると考えます。しかし、統治機構をイギリス型に変更しようとしている民主党が、おそらく和解に応じていない。
しかし、だからと言って、日本は国の上に党がある、というような国家ではないですよ。「世間の人にバカにされるので、自民党の党員なんかになりたくない」と言う人が多くて、私など苦労してます。中国では、共産党の党員になりたがっている人が多いのでは?
jestemneko様、


日本の検察が特権を持っているということについては、私には何もわかりません。かつて中日の国交を回復した田中総理大臣を逮捕したのも検察だったということぐらいしか知りません。
私のような素人が見る限りでも、鳩山さんも小沢さんも、少なくとも税法上の形式犯にあたることは明確ですから、秘書の逮捕が不当かどうか判断できません。
検察はどんな特権を持っているのでしょうか?その「特権」は法的な裏づけのある「特権」なのでしょうか?
中国では公務員や政府系企業に入るのなら共産党員である事が圧倒的に有利です。だから公務員志望の学生はイヤでも党員候補や党員になります。自民党についてお困りなら、次に選挙に勝ったときに、党員じゃないと公務員になれないような仕組みを作ればいいじゃないですか。あふれんばかりに党員が集まりますよ
秋
>「検察は「捜査情報の漏洩」なんかしませんよ。」
その通り、漏洩なんか致しません。
ただし、検察は時々独り言を云いますね。
それを、耳にした記者が記事にするかしないかですね。
リークが良いか悪いかなんてどうでもいいと思います。情報の漏洩なんてなくなるもんじゃないし、意図的ならなおのことです。
マスコミは情報を売る仕事してるんだから売った、売ろうとする情報には根拠や整合性などの裏がとれているかどうかが大前提であると思います。実際はどうかわかりませんがね。
要するにマスコミの商品の質がただ低いだけじゃないでしょうか?
検察がリ-クしている可能性は否定できないと思いますが、そのお先棒をかついで、何が真実かではなく、どう報道したら面白いかという視点で報道しているマスコミはもっと悪い。視聴者はこれを鵜呑みにしてはいけない。鳩山首相の問題についても、脱税というには疑問が有る。日夜国全体のことを考えていなければならない人が、現金の出し入れまで考えなければならないのだろうか。そのような小さなことは秘書にまかせておけばよいことなのです。そのように考えれば、首相が母親から入金された金銭について、知らなかったということも十分考えられることです。つまり、母親と首相との間に贈与契約は成立していなと考えるべきです。贈与税を払えば国民は納得するとかんがえて、贈与税の申告、納税をしたのでしょう。小沢幹事長の問題については、裏献金によって国の行政がゆがめられたのか、単なる記載ミスなのか分けて考えなければならない。単なる記載ミスならば取り立てて騒ぐほどのことではないと思う。
検察の握っている特権とは、明確に法文化されているものは思い浮かびませんが、やはり裁量の大きさが挙げられるのではないかな、と思います。
贈収賄の犯罪構成要件が厳しいために、より立件しやすい政治資金規正法でまず引っ張る、という手法が、外側からは著しく「恣意的な裁量」に見えるのです。
インサイダーである検察・司法記者クラブであれば
「同じ政治資金規正法違反でも、一方は不起訴、かたや起訴」
の根拠となる情報もあるでしょうが、一般国民の前には
「同じ罪なのになんで?」という風にしか見えません。
その後の記者クラブを通した報道(リーク?)で
「あ、これはよりデカイ問題(贈収賄)に繋がっていたんだな」
と判明(批判的に見るならば、世論誘導)される訳ですが、事件報道の最初期に「あれは見逃し、こっちは逮捕」では、不公平感・不信感が出るのは否めないでしょう。
これまではこうした「裁量」も「検察の無謬」神話で見過ごされてきたようですが、ここのところ立て続けに裁判に負けているせいで、それも揺らぎ始めたのだと思います。
池田氏のアゴラの記事にもあるとおり、法を改正し、一罰百戒ではなく、百罰百戒が徹底できる環境を整えるのが一番明解で、誰も困らない解決なのですが。
検閲とは違い、報道の側が政治の事情を忖度するという「制度」が日本にはあるようです。(特にNHK)
今回の民主党vs検察は、鳩山さんが「絶対に譲歩しない」という態度を貫いているからだと思いますよ。選挙妨害は許せん、統治機構をイギリス型に変更する、ということもあるでしょう。しかし、ご自分が総理の期間中に日米地位協定を見直すという強い意志を持っておられるのだと思います。普天間基地移設に関する対応を見て、私はそう推理しますね。
他の西側諸国から見ると、犯罪に対する日本の取り調べや捜査は異様ですからね。これが、日米地位協定の見直しを困難にしている。米兵の犯罪を日本の裁判所で裁くには、日本の取り調べや捜査を他の西側諸国と同様にする必要があるのです。その場合、検察が最大の抵抗勢力です。以前から分かっていたことなのですが、自公政権に本気で日米地位協定を見直すつもりはなかった。
日米地位協定の見直しという大義からすれば、検察の自己保身は国益に反しているというしかないですね。そんな検察なら、潰したほうがいい。それと趙秋瑾さん、いくらなんでもこれはダメ。
>党員じゃないと公務員になれないような仕組みを作ればいいじゃないですか。
「 札束は1億円ずつ座布団のような形になっていて4パック受け取った」などと供述していることが、 石川容疑者側の関係者の話で新たにわかりました。(毎日放送)
> 石川容疑者側の関係者の話で新たにわかりました。
そこまでするか?
検察リークは違法だが、暗黙の違法行為を行うため(社会にとって必要な場合もある)マスコミと捜査機関が長年かけて考え出したガラパゴス・システムでは? パチンコ業界やソープランド業界とよく似ている。
リークが事実かどうかは分かりませんが、私が聞いたところによると、検察はかなり焦っているようです。鳩山総理が、日米地位協定を見直すという意志を強く持っていて、それが大きく影響していると思います。日米地位協定を見直すには、被疑者の取り調べから起訴までの手続きをグローバルスタンダード化する必要がある。アメリカにしてみれば、取り調べの可視化などは、譲歩できない条件でしょう。しかし、検察としては、取り調べの可視化は阻止したい。起訴権の独占も守りたい。規制緩和を巡る改革派と抵抗勢力の争いは、経済だけに限らないということですねw
河野さんもブログで怒ってることだし、私も言います。日米地位協定の見直しは、日本の主権にとって重要なことです。既得権益を守ろうとする検察は、小賢しい正義を振り回して、国益を害している。自民党が検察に迎合する理由はない。自民党が夏の参院選で負けるとしたら、それは検察のせいだw