
- クリステンセン『イノベーションのジレンマ』
- コルナイ『コルナイ・ヤーノシュ自伝』
- ネグリ&ハート『帝国』
- グライフ『比較歴史制度分析』
- タレブ『ブラック・スワン』
- アカロフ&シラー『アニマルスピリット』
- デリダ『マルクスの亡霊たち』
- 中山信弘『著作権法』
- レッシグ『コモンズ』
- アンダーソン『ロングテール』
上のリストの本の多くは、原著が出たとき取り上げたものだ。当ブログは編集者によく読まれているようなので、次の本はぜひ訳してほしい:
- Tirole, The Theory of Corporate Finance
- Gali, Monetary Policy, Inflation, and the Business Cycle
- Mankiw, Macroeconomics [7th edition]
- Boldrin-Levine, Against Intellectual Monopoly
- Bhide, The Venturesome Economy
- Sen, The Idea of Justice
最近、中国での著作権の話を自分のブログに書いて以来、著作権についていよいよ疑惑が募っていたのですが、先生のお勧め本にあったBoldrin-LevineのAgainst Intellectual Monopolyをちょっとのぞいて見て、やっぱ私も間違ってはいないみたいと思えるようになりました。2007年の新版の方をのぞいたのですが、ワットの蒸気機関からエイズの新薬の話まで、オオ~なるほど・・・と思いながら拾い読みしました。
できることならこれを翻訳してみたいです。亡くなったサミュエルソンのおかげで経済学は数式の羅列になってしまいましたが、こういう平易な書き方の本なら訳せるかもしれない・・・などと野心が涌いてきます。
でもデリダの「マルクスの亡霊たち」の訳者みたいに14年もかかっちゃうと「訳者の怠慢には、強く反省を求めたい」などと書かれそうなので悩みます。
話は飛びますが、日本の政官界に残るテネシーヴァリーの幻想もイジワル爺さんのデリダが言うみたいに「死せるすべての世代の伝統が夢魔のように生けるものの頭脳を押さえつけている」というわけでしょうか。また飛びますが、deconstructionを「脱構築」って言うのはヒドイ翻訳だと思うのですが・・・
趙秋瑾