まず問題なのは、仕分けの対象になったのは概算要求に出ている約3000の国の事業のうち15%足らずの447事業にすぎないということだ。残りの85%は仕分けの対象にならないので、勝負はこの段階でついている。これを選んだのは、実質的には財務省の主計局である。予算書というのは細かい数字の並ぶ膨大な書類で、素人が読んでもわからない。
しかも対象になった事業をみると、大竹文雄氏も指摘するように、期限付きの事業で来年度からやめることが容易なものが多い。こういう事業には恒久的な要員がついていないため廃止しても人件費は減らないので、官公労も反対しない。要するに本当に不要な事業を俎上に乗せたのではなく、民間企業の「派遣切り」と同じく、切りやすいものを切っているだけなのだ。
それに、わずか11日間でやるものだから、1事業の査定にかける時間は、2億円の健康増進対策費も9兆8000億円の診療報酬も一律に1時間。そもそも査定対象として切り出した段階で財務省がつぶすつもりだから、初めに結論ありきでインターネットまで動員して官僚を「抵抗勢力」として血祭りに上げる儀式だ。おまけに仕分けの結果には法的拘束力がなく、財務省の査定の参考資料になるだけだから、政治主導どころか国会議員が主計官の下請けをやっているわけだ。
特に問題なのは、どういう政策を廃止するのかという戦略もなく、何が無駄なのかという基準も決めずに、いきなり個別の事業仕分けをやっていることだ。これは先日の記事でも郵政省の元高官が指摘したように、ソフトウェアの設計を決めないでデバッグをやるようなもので、問題点を論理的に洗い出せないので、多数決でバグを決めるという乱暴な結果になる。当然、各官庁は「本番」の査定までに財務省に「復活折衝」をやるだろうから、最終判断は主計官がやることになる。
要するに、この事業仕分けは、脚本・演出は財務省で「民主党は仕事してますよ」と国民にアピールする茶番劇に過ぎない。初日の作業では約500億円を削減できたそうだが、この調子で11日間やってもたかだか数千億円。95兆円以上の概算要求を92兆円に削減するという目標には遠く及ばない。問題はこんな枝葉ではなく、子ども手当2兆3000億円や農業所得補償6000億円などの「幹」を落とすしかないのだ。
それは「マニフェスト違反」にはならない。もともと子ども手当も農業所得補償も、中期政策だったものを選挙目当てに来年度に前倒ししたので、これを見直して「財源措置ができてから実施する」という常識的な手順を踏めばよいのだ。いま民主党に必要なのは拙速に手柄を立てることではなく、落ち着いて政策の優先順位を考え直し、何が幹で何が枝かを決めることだ。今もっとも重要なのは、効果の疑わしいバラマキ福祉を棚上げし、史上最大の900兆円規模にふくらむ政府債務を削減する戦略を立てることである。





希望を捨てる勇気:停滞と成長の経済学
なぜ世界は不況に陥ったのか
ハイエク 知識社会の自由主義
「亡国農政」の終焉 
生命保険のカラクリ
チャイナ・アズ・ナンバーワン
成功は一日で捨て去れ
ネット評判社会
アニマル・スピリット
ブラック・スワン
Macroeconomics
市場の変相
Against Intellectual Monopoly
財投改革の経済学
著作権法
つぎはぎだらけの脳と心
倒壊する巨塔
傲慢な援助
In FED We Trust
思考する言語
The Venturesome Economy
CIA秘録
生政治の誕生
Gridlock Economy
禁断の市場
暴走する資本主義
市場リスク
テロと救済の原理主義
秘密の国 オフショア市場

コメント一覧
まったく同感です。これは国民を欺く完全な「出来レース」です。何だか日本がどんどん後進国に堕ちていく光景を見るようで辛いものがあります。メディアの報道もここまで堕ちたのかという感じです。
むかしは護送船団方式といっていましたがいまは官民上げて偽装船団もしくは詐欺集団・ヤラセ方式で国民をだましているわけですね。
ネットで傍観しました。今朝の新聞も読みました。呆れてものが言えません。こんな馬鹿げたことのために、国会がはじまる直前に新人議員を14名も投入しようとしたわけですから、そりゃ、小沢さんも怒るでしょう。何の基準もないままコストカットができるわけない。コストカットも政策です。国民にロードマップを提示して、国民の合意を得た上でプログラマブルにやらないといけない。
仙谷、枝野、蓮舫といった人たちは、何か勘違いしているとしか言いようがない。こんな茶番は、自民党政権でもやれましたよ。しかも、もっとうまくやれたと思うw
一番の意義は可視化です。
マスコミの報道ぶりの下らなさは、市橋容疑者へのメディアスクラムを見ても明らかですが、どうして皆が馬鹿馬鹿しいと認識出来るかと言えば、皆がそれを見たからです。
ネットでノーカット公開されているので、多くの人が目にした筈。可視化を前例にしてしまったのは大きいと思います。
最初は面白がってワイドショー的に見ている人も「ん?待てよ」と思い始めます。城繁幸がブログで書いてましたが、財務省自身や中央省庁を仕分けるのは、次の政権でも良い訳で。
欧米でも二大政党制は何百年もかかって発展したシステムで、日本でも政治文化として本当に定着するのには数十年かかるでしょう。
それまで日本が持てば。。。
わざわざ結果が決まっていることをショー染みてやる意味があるのか、コストカットを仰々しくやるほどの内容でもないみたいだし、絵本の読み聞かせとかパーティー開かなくても出来るでしょ。
民主党のマニフェスト自体を事業仕分けした方が有意義だと思う。
よくいるよね。わざと息を切らせて仕事してますよって人たち。
でもワイドショー大好きの人たちにはこの喜劇が最大の至福なんでしょう。
>これを見直して「財源措置ができてから実施する」という常識的な手順を踏めばよいのだ。
こうした場合,次の参院選挙で負けるのでは?
少なくとも素人は”ごまかされた”と思う人が多いのではないでしょうか.
選挙で負ける事が意味するのは,単純に国民の期待にこたえなかったという事実だけです.
事業仕分けという名の公開裁判が茶番であるか否かはあまり意味が無いと思います.というのは,多くの人がこれが出来レースである事を感じ取っているはずです.
しかしこの事業仕分けを,国民を納得させるための”プレゼンテーション”として実行した民主党の狡猾さを,多くの人が自民党よりも一枚上手だと感じたのでは.
それが本当の狙いだと思います.
とにかく,小沢恐るべし.
人民裁判とは言いえて妙ですね。さしずめ「民主主義」の可視化ですかな。効率では勝る密室裁判とどちらがましか。
さっき録画してたニュースで「事業仕分け」見ました。
結局これは一種の政治ショーないし儀式のようなものなんでしょうね。
政治家の方が官僚よりも上なんだということを示すための。
このショーを見て、つい猿のマウンティングを連想してしまいました。
(不謹慎かな・・・)
この儀式を行ったがために官僚の政治家に対する態度が大きく変化するということはないかも知れませんが、民主党政権の意図や意気込みを世の中に示すためのデモンストレーションとしては意味のあるショーだったと思います。 要するにこういうことをしたいのですよというのが目に見える形で演じられたわけですから。 そう言う点ではわかりやすいですよね。
ところで、「この事業仕分けは、脚本・演出は財務省」というのは全くそのようですが、プロデューサーは誰なんでしょうね。やはり「構想日本」の加藤秀樹氏かな? メディアの前に徹底的にさらして行う点や、体育館でごちゃごちゃと騒々しくやる演出などは、別に spin doctor がいるのかも知れません。誰なんだろう?
もう一つ思ったのが、この内閣の対霞ヶ関戦略が、「分断して統治」または「複数勢力のバランスの上に立つ」ということなのかな、ということです。 財務省をどう位置づける戦略なんでしょうね。 財務省vs他省庁なのか、あるいは・・・
個人的にはもう一つ重要な観点があると思っています。
興味深いのは、事業仕分けの成果を上げるために民主党はじめ国民新党が毛嫌いする構造改革路線支持者を仕分けメンバーに組み込んでいることです。
民主党の政策を実現するために、民主党が否定する考えを取り入れるジレンマが如実に表れていて、一般的な国民にとってよいケーススタディになると思います。
民主党にしてみれば、内部矛盾を解決する過程で止揚する必要性に迫られることによって、民主党内部の議論が多少洗練される可能性は十分にあると愚考します。
>小沢恐るべし
小沢さんは事前に察知していたと思いますね。だから新人議員の投入を阻止したのでしょうけど、あまりにひどいこの茶番に呆れているかもしれないですね。「バカがやればこうなる」と思っているかもしれないですけどw
ただ、これで国会法だけでなく、内閣法の改正にも着手するでしょう。菅さんの出番が意外に早くやってきて、たぶん次の通常国会からになるでしょうね。
「次の一手」を確実に用意して指し示す能力こそが小沢さんの本当の恐さです。今の自民党では、小沢さんを先回りするのがむずかしい。しかも、小沢さんは「後回り」もうまい。これだけ「大きな政治家」とまともにやり合って勝ち目があるとは思えない。
解党的出直しが必要です。次の衆院選で100名公募するなんつう誤摩化しは止めて、総入替えもあり得るという前提で予備選を導入するしかない。民主党内閣もバカだけど自民党執行部もバカ!
池田さん、バカを連発してごめんなさい。相手が民主党と自民党なので、よしとしてくださいw
池田先生らしくないなあ・・・
ご著書(『希望を捨てる勇気』)の中で、強調している点のひとつが、ノンワーキング・リッチの追放でした。
事業仕分け二日目は、立派にその問題を取り組んでいました。この点は、むしろ池田先生から大きな称賛を受けることかと思うのです。
日本の社会構造の可視化という意味では、大きな効果があると思うのです。
そんなことは知っている・・・と思っている新聞の記者は辛口ですが、そんなことも知らない視聴者を相手にしているテレビは好意的ですよね。
「ソフトウェアの設計を決めないでデバッグをする様な物」と言ってもゼロで除算してたり宣言と違う型で演算したりしているコードを見せられるとねぇ。
それでも、かつて「スパコンの戦艦大和だ」と批判されていた京速計算機の予算が凍結されましたね。
おそらくこういう人民裁判でも始まらなければ永遠に予算が付いていたと思いますがね。
こんにちは。まったくおっしゃる通りだと思います。事業仕分けは、あまり意味がありません。企業経営でいえば、プロモーションばかりやって、マーケティングをしていない会社のようなものです。民主党の幹部は、そういう会社の幹部のようなものです。まさに、事業仕分けは、前政権の無駄(本当に無駄かどうかは別問題)を公表し、手っ取り早く民主党が国民のために活躍していることをアピールするための販促活動のようなものだと思います。長期にわたる国家ビジョンなしに、事業仕分けをしたとしても、根本的な問題の解決にはならず、かえって混乱するだけです。この事業仕分け、結局は何も解決にならず、ますます、国民に不満感、閉塞感をもたらし、結局は巨大ブーメランとなって、民主党の命脈を絶つことになるかもしれません。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。
茶番だとか人民裁判だとかコメントでは評判悪いですね。財務省が仕組んだショーとしても、「パンドラの箱」は開けられたと思う。財務省が「切りやすい事業」をショーのために選んだとしても、そのような事業の存在を満天下世間にさらせた効果は財務省の意図を超える状況が生じてくる。その大波はいずれ財務省天下り関係にも、公務員人件費関係も飲み込んでいくこと確実である。
namu2009さん
スパコン予算が他の有望な技術開発への予算に回るのならともかく、こども手当というばらまきに消えるのですから、何をか言わんです。
どういう神経なのか分からないですが仙石大臣は「政治の文化大革命だ」と自慢したそうですが、まさに池田氏のおっしゃる通りの「人民裁判」と化していているようです。
>>13
その通りですね。
日本のスーパーコンピュータはベクトル型に固執し、膨大な経費を注ぎ込んでおり、容易にそれを修正できない状態でした。
専門家とは狭い集団を形成し、それが利益共同体になってしまってしまうため、軌道修正ができない。専門集団ほど保守的な議論になる由縁です。
人為的地球温暖化論も同じでしょう。
こうした状況を打破するにはかつては外圧しかなかった。人民裁判的な今回の事業仕分けは、いわば蛮勇に値する行為でしょうが、必要悪だと思います。
なんか彼らは「投資」よりも「お給料」のほうが好きらしいですね。
いやまあ「人民」から搾取して甘い蜜を吸っている「官僚」と「大企業」から、資源を「人民」の手に帰す、というストーリーがあるようですけど、問題は「人民」が組合だか終身雇用だかで官僚化してしまっていることで、私から見たらどっちの側も大して変わんないんですけどね。
半世紀に亘り、自民党族議員と官僚が結託して、国民の財産を収奪してきた。この度政権が民主党に移った。これは革命だ。本来なら彼らの首が飛ぶはずだ。自民党族議員は権力の座から降りたが、官僚はまだ居座っている。これが人民裁判なら甘すぎる。
池田先生は事業仕分け人のお声が掛かっていないでしょうか。
>こうした状況を打破するにはかつては外圧しかなかった。人民裁判的な今回の事業仕分けは、いわば蛮勇に値する行為でしょうが、必要悪だと思います。
理屈が立って、予算を止めているのなら「意味ある仕事」でしょうが、理屈が全く別のもので、止まった事を喜んで「必要悪」とすることは間違い。たまたま、正鵠を射ているのかもしれないが、理屈が立ってないのであれば、間違った止め方も同じ確率で出現する。(これは国民の大ロス)
こう言う判断の仕方は、単なる牽強付会であります。
> 理屈が立ってないのであれば、間違った止め方も同じ確率で出現する。
誰が「理屈」をもっているのでしょうか?これまでの「エリート」がもっていたともいうのですか? 多様な理屈が提出され、それに批判と反批判が行われるのことを担保されるメカニズムの存在が間違った止め方の確率が減じるのではないでしょうか? mobility を増す方向を「人民裁判」とみなす目線に無責任な「エリート」主義を感じるのは偏見ですか。
池田様
記事一部転載させていただきました。
都合悪ければ連絡ください。
どうぞ宜しくお願いもうしあげます。
http://elhappy.blog51.fc2.com/blog-entry-571.html
asks_spaceさん、
やってることは財務省が仕分けたものを裁定しているだけですよ。茶番というしかないですね。
こういう作業は、はじめに基準を各省庁に提示してからやらないといけない。基準は、そんなに複雑でなくてもよいのです。たとえば、以下の三つの大枠を提示するだけでいい。
1)重複事業をなくす
2)継続事業を見直す
3)新規事業を選別する
各省庁は事前にフィルタリングします。私はIT素人なので是非は言えませんが、スパコンなんかは、文科省は言われなくても止めていたかもしれない。
出させるだけ出させといて、「お前らけしからん」はないですよ。担当大臣だって辛い。それに、こんなやり方で削減がうまくやれるとも思えません。
私の見るところ、省庁間の重複が解消していない。日本の行政の最大の欠点は、各省庁の役割分担がちゃんとできていない点にあるのです。適当な口実をつくって、同じようなことを複数の省庁がやっている。それが財政と行政機構を肥大化させています。でも、それを是正するとの意志がぜんぜん見えないですね。
スパコンの科学技術上の必要性に関する判断が、素人の集まりでやりうると考える所に、毛沢東の下放思想と同じ専門性無用思想を感じます。
TVで蓮舫議員のスパコンに関する質問が報道されていましたが、質問への回答を理解する能力が無かったです。
人倫の路に関する判断は、国民全員がそれなりに持っているので、裁判員制度は機能する面を持ちますが、技術的知識が高度に必要な案件に素人が参加して何をするのですか。
技術的知識の無い方の参加が必要なのは、日本は技術開発が必要な国であるかどうか等の、日本のあるべき姿を策定する段階での話であり、予算の段階では無いでしょう。
>mobility を増す方向を「人民裁判」とみなす目線に無責任な「エリート」主義を感じるのは偏見ですか
偏見ではなく、下放に喝采を叫ぶ所に「ルサンチマン」を感じますね。専門性を「エリート」と呼び、それを打ち壊すことに喜びを感じる所に、恨みとか倒錯した感情があるのでしょうか。
> 偏見ではなく、下放に喝采を叫ぶ所に「ルサンチマン」を感じますね。専門性を「エリート」と呼び、それを打ち壊すことに喜びを感じる所に、恨みとか倒錯した感情があるのでしょうか。
技術関係予算が専門性に基づいて作成されているとお思いですか? 省庁の課長補佐が予算額ありきで、「内容」を思いつきで策定し、御用専門家会議を開いてauthorizeするというスタイルで決まります。財務省の査定など実質的にない状態です。ましては財源が特会では財務省が触れることはタブーです。 専門家は迷惑しています。事業仕分けの方がましな議論をしているように思えますよ。公募型の予算でも透明性がどれだけあるか。ここでも専門家を仕分け人によんで公開でやればいいのではないかと思いますよ。
スパコンに関連してkakusei39さんが仕分け人を素人の集まりと断じていますが、私はこの見方に反対です。
・金田康正氏(計算機科学の専門家)
・松井孝典氏(惑星科学の専門家)
をメンバーに擁しており、
なおかつ彼らが実際に予算要求者に本質的な疑問をぶつけているからです。
「TVで蓮舫議員のスパコンに関する質問が報道されていましたが、質問への回答を理解する能力が無かったです。」
とありますが、
事業仕分けに人並以上の関心があるならば、テレビ等が抜き出した情報だけでなく全体の様子を知ろうとしてみては如何でしょうか。
以下のサイトで録音を聴くことができますよ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.nicovideo.jp/watch/sm8793858
ksny551さん、金田康正さんという方は、かなりのご老人ではないですか。スパコン廃止はかまいませんが、理由をしっかり述べれる方だとは思えません。
「仕分け裁定」に法的拘束力はありません。私は、大衆にアッピールすることにより、次の政府予算案を正当化しようとする行為に憤りを感じます。バカとハサミは使いようと言いますが、財務省の官僚たちは枝野や蓮舫といった議員をそんなふうに思っているでしょう。民主党に政権担当能力があるのかと言いたくなる。
asks_space さん
アゴラの西和彦氏の「スーパーコンピュータを復活してほしい」を読んだ上で、あなたの言う「専門家は迷惑しています。事業仕分けの方がましな議論をしているように思えますよ」を、西氏への反論として具体的に投稿して欲しい。
それが出来ないのなら、あなたは話を捏造していることになる。スパコンを作ってきた専門家が蓮舫議員の無茶苦茶な論理に怒っている。バックに何かあるのかとさえ仰っているのだが、あなたもまさか・・。
asks_spaceさん、
>省庁の課長補佐が予算額ありきで、「内容」を思いつきで策定し、御用専門家会議を開いてauthorizeするというスタイルで決まります。
こんなものは大臣の権限でどうにでもなる。そんなにスパコンがいけないものなら、なぜ川端さんが中止しなかったのかを問題にしなければならない。自民党政権時代に決めたことでも中止することはできます。鳩山内閣は自己否定を茶番化しているのです。呆れてものが言えない。私は、民主党に政権担当能力があるのかと言いたい。
さらに言えば、チンピラ議員が自分の無知を棚上げして威張り散らしている姿に我慢がならない。まるで愚連隊ではないですか。これ以上の暴力的で愚劣な行為を認めることはできない。もはや民主党だけの問題ではないですよ。この状態が長く続けば、国会の信頼まで失いかねない。
29. jestemnekoさん。
金田康正氏は1949年生まれですね。
「60歳は理由をしっかり述べることもできないほどの老齢である」という価値観を私は共有しません。
大体、金田氏の主張の問題点を具体的に指摘するならともかく
はなっから「高齢だから理由をしっかり述べれるとは思えない」と
決めつけるのですか。
池田信夫さんは金田氏より4年遅く生まれていますが、
jestemnekoさんは4年後には池田さんの意見全てを「高齢だから意見をしっかり述べれるとは思えない」と切り捨てるのですか。
あなたは原典を参照せずに、金田氏は老齢だからどうせ理由をしっかり述べてないだろうと検証を放棄しました。
私は録音を聴いた上で、少なくともスパコンに関しては「理由をしっかり述べられない」のは予算要求側であると主張します。
前提が違いすぎるために議論そのものが成立しません。
まずは録音を聴いてください。
マスコミに報じられ、「仕分け人の暴言」としてウェブで喧伝されている発言が
どのような文脈でなされたものであるか、
スパコンに「来年度予算への計上見送りに限りなく近い縮減」という厳しい判断がどうして下ったのか、知って下さい。
その上で事業仕分けの問題点を拝聴したいと思います。
30. kakusei39さん(1/2)
ウェブ上の議論を参照する場合はpermalinkを貼ってもらえると助かります。
アゴラにおいて西和彦氏がスパコンに言及した記事は恐らくこれですね。
http://agora-web.jp/archives/802222.html
興味深く拝見しました。
さて、蓮舫議員が無茶苦茶な論理を操っていると
西氏が批判している部分というのを上記記事中から引用して下さい。
蓮舫議員に対して
>「公開処刑」の検察官のような口のきき方をした
という批判的言及がありますが、これは「論理」ではなく議論の態度を批判したものですね。
(「主張の論理は正しくても蓮舫議員は議論の態度がなってない」
というスタンスは個人的にはアリだと思います。
あるいは西氏の「○○という正当な理由がスパコンにはあるにも関わらず
それをまともに喋れない文部官僚は情けない」というスタンスも)
30. kakusei39さん(2/2)
スパコン仕分け議論と結果に肯定的な専門家として
・計算物理学者の菊池誠氏
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1249777100#CID1258102215 以降の議論の流れ
・理論天文学者の牧野淳一郎氏
http://jun.artcompsci.org/articles/future_sc/note074.html
が挙げられます。
また仕分け人の金田康正氏自身、計算機科学の第一人者です。
3人とも具体的事案においてスパコン建設の可否を論ずるための十分な知見を有していると認められます。
いずれの意見も仕分けの議論を押さえた具体的なもので傾聴に値します。
コメント長の閾値は全角800文字じゃなくて800bytesのようですね。
>バックに何かあるのかとさえ仰っている
kakusei39さんは聡明な方でしょうから当然理解されてることとは思いますが、
中国云々というアレは、池田さん言うところの「産経=文春ムラ」の人へのリップサービスを超えるものではありません。
西氏自身、「~~と思う人もいる」とエクスキューズ入れてますね。
「バックに何かがあるのではないか・・・」という陰謀論を好む人は論理的思考力に欠ける人を中心に一定数おり、
今回の件を政治闘争として戦うにあたっての動員目的のポジショントークというところでしょう。
私は政治的動員のためのポジショントークそのものを否定するつもりはありません。
ただ、今このコメント欄でなされているような冷静な議論の場には陰謀論を仄めかすのはふさわしくない。
どうぞロジックで攻めてみてください。