恒例のThomson-Reutersの予想によれば、今年の医学・生理学賞の候補に小川誠二氏(濱野生命科学研究財団小川脳機能研究所)があげられている。張出のスウェーデン銀行賞の候補は
  • Ernst Fehr & Matthew J. Rabin(行動経済学)
  • William D. Nordhaus & Martin L. Weitzman(環境経済学)
  • John B. Taylor, Jordi Gali & Mark L. Gertler(金融理論)
となっている。このうちでは私の印象では、テイラー・ルールをつくったTaylorが有力だと思う。Galiは、当ブログでも紹介したマクロ経済学の教科書の著者だ。個人的にはFehr-Rabinコンビがもらうとうれしいが、まだ若すぎるだろう。京都議定書や排出権取引に否定的なNordhausが受賞したら話題になるだろうが、その理由で受賞はないと思う。

このリスト以外では、そろそろこの種のランキングでつねにトップにあがるBarroに授賞してもいいのではなかろうか。ちなみに、このリスト1000人のうち日本人はたった6人で、最高は211位の林文夫氏。見通せる将来に、日本人が受賞する可能性はない。首相が「市場原理主義」を批判するような国に、経済学は向いていないのだろう。

なおLadbrokesのオッズによれば、文学賞候補の9位に村上春樹氏が入っている。