池田信夫 blog
< 行動経済学とゲーム理論
誰から取り、誰に与えるか >
2009年07月31日
00:32
カテゴリ
Culture/Science
Road Shows, Vol. 1
今年で創刊75周年を迎えたDownbeat誌の批評家投票のベスト・アルバムは、圧倒的な差でSonny Rollins。80年代のまだ50代のライブが中心なので、とても元気でフレッシュな演奏だ。彼は79歳で、ベスト・アーティストにも選ばれた。ジャズ界の高齢化が心配になるが、Rising StarにはRudresh Mahanthappaという30代のインド人が選ばれ、彼の
Kinsmen
というアルバムも5位に選ばれた。インド音楽風だが、現代的なジャズでおもしろい。
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トラックバック一覧
1.
ジャズ奏者 ソニー・ロリンズ
[
「きちでんせいけん」の今宵mo食べてnight!
]
2009年07月31日 13:55
ジャズと聞くとなんだか敷居が高く感じられる。ジャズは19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカの南部の都市で発達した音楽形式。20世紀の半ばには人種の枠も超越した音楽となって多くの人に親しまれている。ジャズ界でいえば、ハービーハンコックや上原ひろみは少しだけ...
コメント一覧 (5)
1. yasu
2009年07月31日 10:17
jazzは門外漢ですけど、ソニー・ロリンズはどこかロック的なフレーズを吹くので、私の心の琴線にもしっかり触れますね。難しくない、ということです。
2.
閑話ノート
2009年07月31日 10:21
ソニー・ロリンズ
ダウン・ビート誌は創刊75年にもなるのですか。日本のスイング・ジャーナル誌が発刊後50数年経つでしょうか。ロリンズはSaxophone Colossusもいいですが、RCA復帰後のThe Bridgeが気に入り、ロリンズ・ファンになりました。骨太で豪快なトーン、歌心溢れる演奏は魅力でした。まだまだ健在なのですね。
3. masa=oh3ho
2009年07月31日 18:34
1963年モヒカンスタイルのロリンズが来日し、有楽町ビデオホールで、渡辺貞夫、日野晄正など、当時の日本のジャズメンとジャムセッションをしたのを思い出します。メンバーが小難しい演奏を続けて、深刻が深まると、突然、ロリンズがアイルランド民謡の「旅路」のメロディを吹き出し、場が和んだのを思い出します。当時のロリンズは、コルトレーンとの対抗なのか、アバンギャルドの極致にあって、聴けるはずもない「旅路」のメロディが涙が出るほど美しかったのを覚えています。
4.
kikiextra
2009年08月02日 23:14
神に成れなかった天才
半世紀に渡って巨匠であり続けたサクソフォニストはチャリー・パーカーを神と呼んでいた。彼の称えるジャズ隆盛期(?)の神々には、彼が決して手に入れることのできなかった切れ味があった。それは、彼が真似ようとしても届かないものだった。彼のような誠実な魂が、獲得できない何かが神々にはあった。マイルスが、ガレスピーを模倣し張り合うことをあきらめたように、彼は、何かをあきらめていたに違いない。21世紀になって、彼はますます巨人ぶりを発揮しているけれど、ポップでジャジイな彼の演奏は、その諦めの上に成立している。その美しさを否定する人は、それほど居るとは思えないが・・・・・・・。
5. 小夏小僧
2009年08月07日 15:34
経済評論家と市場
ガーシュインが新しい音楽を作りたいといって出来たラプソディインブルー。
彼が弾いたピアノを聞いてジャズの始まりの一つがここなんだと納得した。
クラシックに対するイノベーション、彼自身の演奏がジャズなのには驚きを隠ない。
そして、またイノベーションが起きる。そのはをロックンロール。
マイルス・デイビスは言った「ジャズは死んだ」。その当時は理解できなかったが、今は分かる。
マイルス(市場)の声は確かなものだった。評論家(経済学者)はマイルの声を真摯に受け止めただろうか?
高齢化するジャズメン達、消え行くもの(市場)に対して何も出来ない評論家(経済学者)たち。
経済学者とは所詮そんなものかと思う。
そういえば、プレイヤー(市場)に対しても本当に的を得た評価をするのか疑問な時もある。
たとえば、ロックの二ール・ヤングが来日したとき評論家の一人が彼に聞いたことを思い出す。
評論家「お前の音楽はプログレッシブロックと思うか?」
ニール「なんだそれ?」
わたしもその時コケマシタ。
私は評論家(経済評論家)の言葉より音楽(市場)に注意深くありたい。
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