文部科学省の京速計算機プロジェクトから、NECと日立が離脱すると発表された。これは当ブログでも、「スパコンの戦艦大和」として批判してきたものだ。特に発注側のプロジェクト・リーダーに受注するNEC出身の渡辺貞氏が「天上がり」し、1150億円ものプロジェクトが随意契約でITゼネコン3社に発注されたことは、官製談合の疑いが強い。

もともと今どきベクトル・プロセッサを開発することが時代錯誤であり、それを断念したのは遅すぎるぐらいだ。この計算機は「地球シミュレータ」のような目的もなく、税金によるITゼネコン救済プロジェクトといわれてもしょうがない。世界がグリッド・コンピューティングやクラウド・コンピューティングに向かっているとき、このような戦艦大和を建造するのは税金の浪費であるばかりでなく、日本のコンピュータ業界をミスリードするものだ。今からでも遅くない。京速計算機の開発は中止すべきである。