J.B.クラーク・メダルの受賞者が、Susan Atheyに決まった。女性としては、初の受賞者だ。

彼女は1995年に24歳でスタンフォードの博士号をとったとき、全米20以上の大学が彼女を奪い合ってNYTの記事になった。結局、MITの助教授になったが、2001年にスタンフォードが奪還し、33歳で教授にした。去年からハーバードの教授。MilgromとRobertsの弟子で、monotone comparative staticsの開発や企業理論の精密化に貢献した。

「女性初のノーベル経済学賞」の呼び声も高いが、今までの論文を読んだ限りでは、むずかしいと思う。既存の理論の数学的拡張や応用の細かい話が多く、論文としてはおもしろくない。師匠と一緒に書いているはずの単調比較静学の教科書も、5年以上前からドラフトのままだ。彼女自身もmicroeconometricsに転進をはかっているようだ。