@ITでDilbertの連載が始まった。本家のほうは、1日3000万ページビューを誇る人気サイトで、私は10年以上前から毎日読んでいる。

作者は、1995年まではパシフィック・ベルに勤務しながら漫画を描いていたので、アメリカの会社の実態を知るにはどんなビジネス本よりも役に立つ。日本の「ショージ君」などが職場の義理人情をじめじめと描くのに対して、Dilbertの経営者は株価対策のために英語の通じない国にアウトソーシングしたり、コンサルタント(主人公の飼い犬Dogbertが演じる)のbuzzwordにだまされてバカな企業買収をしたりする。

ただ、これまでにも何度か日本語の連載や単行本はあったが、とぎれている。日本のサラリーマンは身近な人間関係に悩んでいるが、アメリカのサラリーマンは現場を知らないでプレゼンテーションの数字を信用する経営者との距離に悩んでいるので、笑うところが違うのだろう。