けさの日経新聞によれば、「サーバー型放送」が2007年度から始まるそうだ。不可解なのは、これがHDDレコーダーに番組を蓄積して見るのとどこが違うのかということだ。記事に出ている表でも、違うのは「メタデータ」をつけるかどうかだけである。

メタデータなんかなくても、今のHDDレコーダーがやっているように、テレビの番組表をデータとして持っていれば、番組予約も検索も容易にできる。すべての番組をサーバで一括して録画し、あとから再生するというしくみは、録画ネットやクロムサイズのシステムと同じだ。彼らを違法だと訴えたテレビ局が、みずから同じビジネスを始めるとはどういうことなのか。

しかも、またもや総務省の指導のもとにコンソーシャムをつくってメタデータを標準化し、「専用受信機」を開発するという。専用機なんか使わなくても、普通のHDDレコーダーで十分である。たとえば、ソニーのVAIO Xなどは1週間の全チャンネルの番組を蓄積できる。こうなればリアルタイムで「放送」する必要はなく、映像を圧縮したままインターネットでファイル転送してHDDに蓄積すればよいのだ。