次世代DVDでは、東芝などの「HD-DVD」がソニーなどの「ブルーレイ」に1歩先行したらしい。消費者にとっては、どっちでもいいから統一してほしいものだ。

このように両者が協調することが望ましいが、どっちに協調するかで意見が一致しないという状況は、ゲーム理論で「両性の闘い」(BoS)として知られている。そのナッシュ均衡は、VTRのようにどっちかが市場を独占してしまう場合と、一定の確率でどっちかに転がる「混合戦略」の3つある。

最悪なのは、初代のビデオディスクのように、規格が乱立して共倒れになるケースだ。最終的にどっちかが消耗戦を生き延びたとしても、「負け組」の規格への投資は浪費である。社会的コストから考えると、サイコロを振ってどちらかに決めるのが最善だ。