米国のデジタル放送は、2006年にアナログ放送を停波するデッドラインが近づいているが、「デジタル受像機の普及率85%」という停波の条件を満たすことは不可能だ。

BusinessWeekによると、期限を2009年に延期し、デジタル放送をアナログに変換してケーブルTVに"must carry"規制で配信させるという案が、FCCで出ているらしい。米国のケーブルの普及率は85%に達しているので、停波の条件を満たすわけだ。アナログをデジタルに移行し、アナログに変換して放送するという悪い冗談みたいな話で、テレビ局もケーブル局も反対している。

こんな無意味なデジタル放送はやめて、Tom Hazlettの主張しているように、放送はすべてケーブルに移行し、残りの15%は政府が補助する代わりにVHF・UHF帯を全部あける「ネグロポンテ・スイッチ」をやってはどうか――と去年、FCCのペッパー局長に提案したら、肩をすくめて"You can't be too cynical about broadcasters"という答が返ってきた。