きょう発売の『文芸春秋』のNHKについての記事は、なかなかおもしろい。新しい話はないが、文春がデジタル放送を批判し始めたのは注目に値する(批判している発言者は私だけだが)。

他方、「BOOK倶楽部」では、『巨大独占』を取り上げている。しかも、これを絶賛するのが書評しか業績のない松原隆一郎氏で、その相手がど素人の福田和也氏と鹿島茂氏なのだから、まるで出来の悪い3人漫才だ。

鹿島 我々はどの電話会社と契約しても、NTTに接続料を払わなきゃいけない。

松原 通話料の安いIP電話も結局はNTTに加入しないと使えない。

福田 もし[NTT東西とドコモが]統合したら、ドコモの料金を滞納すると家の電話まで止められるのかな?


福田氏と鹿島氏は、文芸業界の「オヤジ殺し」の代表だ。このツボがわかると、同じような「文春的言説」をあちこちのオヤジ系雑誌に書くだけで商売になり、この鼎談のような営業用の与太話を量産するようになる。このパターンにはまって自滅した典型が、西部邁氏である。