反原発派の5つの法則

ツイッターでちょっとつぶやいたらいろいろな人から追加情報があったので、まとめておこう。反原発派にはいろいろな特徴があるが、次のような共通点がある:続きを読む

非同期的な時間

時間革命
きのうの記事はちょっとわかりにくかったので、補足しておこう。人々に共通の時間という概念は、本書によれば15世紀のヨーロッパで生まれたものだ。そのころ機械式の時計が普及し、都市の公共空間に時計台ができた。

中世までの自然な時間は季節によっても地域によってもバラバラだったが、近代の時間は正確に同じで、人々は時計で同期をとって共同作業する。工場では同じ時間に出勤して同時に仕事しないと効率が落ちるので、資本家は労働者に時間厳守を要求した。工場では個人にノルマが与えられ、人々は限られた時間の中で休む暇なく同時に働いた。続きを読む

「残業代ゼロ」を批判する朝日新聞に残業代はない

また朝日新聞が「『残業代ゼロ』一般社員も」とか下らない記事を書いているが、これは小泉内閣のとき朝日などが騒いでつぶしたホワイトカラー・エグゼンプションの焼き直しだ。
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独裁力がなぜ必要か

さっき配信したメルマガの付録。あまりにも複雑になるので省いた話を書いておく(非常にテクニカル)。
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21世紀の資本論

Capital in the Twenty-First Century
ピケティの本は世界的な論争を呼び起こしている。タレブの『ブラック・スワン』以来だろう。特にクルーグマンは、NYRBに長文の書評を寄せて絶賛している。ピケティの最大の強みは、15年かけて最近300年の各国の税務資料を収集し、富の分配とその内訳について包括的な統計をつくったことだ。

アメリカの分配の不公平が拡大していることは明らかだが、それは歴史上初めての出来事ではない。20世紀初めのヨーロッパでも同じぐらいの不公平があったが、今のアメリカの状況はそれとは違い、上位1%の「スーパースター」が20%の所得を取るのが特徴だ。メディアンの労働者の所得は40年前とほとんど同じだが、上位1%の所得は165%増え、上位0.1%は362%増えた。
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石炭火力は安いのか

Economist誌の記事がおもしろいので、紹介しておこう。

エネルギー問題を解決する最有力のエネルギーは、石炭である。それは現在の消費量で、今後109年間は埋蔵量が確認されている(たぶんその数倍はある)。価格は圧倒的に安く、しかも余って下がり続けている。石油はもちろんLNGの半分ぐらいで、安全規制で高価になった原子力より安い。

したがって外部不経済を考えないで市場原理で評価すれば、石炭はどこの国でも最低コストのエネルギーだ。日本の電力会社が相次いで石炭火力を建設するのも合理的だ。政治的リスクの大きい原発を、彼らがこれから建設する理由がない。

たった一つの問題はCO2だ。これも削減する技術があるが、それを装備すると石炭火力の建設費は6800ドル/kWと、安全規制のうるさい原発より高くなってしまう。それでも日本の技術は世界一なので、日本の電力会社にとっては合理的な選択肢だ。
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万年野党の起源

日本近代史 (ちくま新書)
きのうのアゴラ読書塾では本書を読んだが、そのとき話題になった「明治14年の政変」について補足。この事件は、名前も地味なのでほとんど知られていないが、『福翁自伝』にも出てくる重要な政変である。

福沢諭吉は「大笑ひな珍事」とぼかしているが、このとき福沢と大隈重信などの交詢社のメンバーが反逆の容疑をかけられ、大隈とそのグループの官僚が罷免された。このとき彼らの盟友だったはずの板垣退助が大隈を支援せず、自由党を結成した。ここには複雑な事情があった、と著者は解説する。
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「労働者管理国家」を変える公務員制度改革

ニューズウィークにも書いたことだが、日本は国家も企業も現場のコンセンサスがないと動けない。この点で安倍首相と舛添都知事は似ていて、二人とも現場のいやがる話をしないで、解きやすい問題だけを解く。こういうタイプが組織内では評判がいい。
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「第3の矢」はなぜ進まないのか

きのうアゴラ読書塾で、田原総一朗さんと安倍政権の歴史認識について対談した。その前半は、あす夜8時から言論アリーナで放送するが、後半のオフレコの話がおもしろかった。
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自由の国と必要の国

株価は下がり続け、アベノミクスの挫折が明らかになって、市場には悲観的なムードが漂ってきた。このままでは可処分所得は2050年に半減するので、日本が貧困化することは避けられない。「脱成長」をめざすのは愚かだが、成長なしで生きる知恵が必要だ。
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